2012年03月06日

さぁ、貴方はどのタイプ?

〜知らずに損していたかも…イギリスの学校で教えられている「3つのタイプ別学習法」〜

 勉強や仕事で、自分の学習スタイルというものが確立できていますか。

 ちょっと集中しては飽きてしまったり、一生懸命に集中しても全く頭に入ってこないといった悩みはないでしょうか。

 実は学習のしかたは人によって得意・不得意があり、もしかしてあなたは自分のやり方を間違っていたのかもしれません。

 イギリスのハイスクールで導入されている、3つのタイプ別の学習法をご紹介します。

 試験勉強や日々の学習で暗記するものがあるとき、どんな方法を使っていますか。

 たとえば数字なら、語呂合わせを利用したり、何度も何度も書いたり、口で復唱したりと、人によって覚え方が違います。

 実はどの方法が優れているかは絶対的に決まっているわけではなく、どのアプローチが脳に定着しやすいかは、個人ごとに変わってくるそうです。

ここでは3つのタイプに分けます。

1. 視覚タイプ(見て覚える)
2. 聴覚タイプ(聞いて覚える)
3. 運動タイプ(体を動かして覚える)

 一般に日本の授業スタイルや基本的な勉強法は、視覚タイプが圧倒的に多いかと思います。

 先生の言ったことをきちんと覚えているなんて人は聴覚タイプでしょうが、大半はノートに写した内容をあとで見直したり、プリント、参考書など読んで覚える、見て覚えるという学習スタイルが一般的です。

 でも、もしもあなたが運動タイプだったら?

 実は見たことは全然覚えられないけれど、聞いたことなら記憶に残りやすい聴覚タイプだったら?

 自分のタイプによって、勉強のしかたを根本的に変えることをお勧めします。

 ではそれぞれのタイプをどうやって判定し、どういった勉強法が向いているのかをご紹介します。

※以下の項目は、実際にイギリスのハイスクールの壁に貼られているものです。

あなたがどのタイプかの判定
●視覚タイプは以下の項目がよく当てはまる

・左から右に読むことを好む
・リストを作ることを好む
・覚えるときメモをとる
・クロスワードパズルや言葉探しなどの問題が好き
・頭の中に画像が浮かぶ
・ジョークを覚えるのが苦手
・参考書などで学習が出来る
・勉強をするときは静かな環境を好む
・落書きをよくする
・音読より黙読を好む
・図や地図を容易に理解できる
・テレビやビデオを見て学習が出来る

●聴覚タイプは以下の項目がよく当てはまる
・窓の外をぼんやりとよく見る
・聞くことで学習が出来る
・1人で学習するのが苦手だ
・ドラマや役作り(ロールプレイ)などが楽しい
・人の外見より、何を言っていたかをよく覚えている
・語呂合わせ、歌、復唱によって学習が出来る
・書いてある文章がスローで退屈に思える
・人にジョークやダジャレを言うのを好む
・頭に画像を思い浮かべるのが苦手である
・音読を楽しめる
・自分の考えを声に出して言うことを好む

●運動タイプは以下の項目がよく当てはまる
・頭の中で計画を練ることを好む
・話すときに手、腕、脚などを動かす
・作業中(学習中)に大きな声で話すことが多い
・長くじっと座っているのが嫌いだ
・机の上が散らかっていても、どこに何があるのか把握している
・計画性のある作業(学習)や実用的な課題が好きだ
・興味のあるものにだけ集中する
・作業(学習)をするべきときに空想にふけってしまう
・会話に「何とか」や「あれ」という言い方がある

 この中で、一番当てはまるものが自分のタイプというわけです。

 中には2つのタイプが半々と言う人もいるかもしれません。さて、ではタイプが判明したところで、それぞれに合った学習のしかたを見ていきましょう。

タイプ別の効果的な学習法

▼あなたが視覚タイプなら
・1人で勉強する
・周りに音がない方がいい
・人から指導されることに向いている
・覚えるためにメモやノートを取る
・すべきことの計画(To Do)をきちんと書く
・人と話すときは相手の顔が見えているのが良い
・重要なところには下線やハイライトをすると良い
・学習には図やグラフを用いると良い
・マインドマップを使う
・新しいアイデアを思いついたら、すぐに書き留める
・つづりは書いて覚える

▼あなたが聴覚タイプなら
・音楽を聞きながら勉強する
・大事なことは録音しておく
・覚えるために言葉遊び(語呂合わせなど)を作る
・大きな声で言ってみたり、歌ったりして学習する
・学習する前に何をするか、声に出してみる
・つづりは声を出しながら覚える
・誰かと一緒にいるのが良い
・声に出して指導されるのが良い
・自分の意見を言う機会を与えられると良い
・一度にひとつの課題だけをする
・ハキハキとした先生が良い

▼あなたが運動タイプなら
・考える時間、計画を立てる時間を与えられると良い
・コンピューター等に自分の学習を記録、あるいはプレゼンテーションを作ると良い
・実用的な作業(学習)にかかわるのが良い
・自分の作業(学習)空間は自分で作るのが適している
・自分の作業(学習)を見てもらい、修正や校正の助けを受けると良い
・締め切りのない作業(学習)が適している
・考えているときは動きまわれるのが良い
・自分でなんでもやってみるのが向いている
・勉強中は休憩が頻繁に必要
・1人で読んだり作業(学習)する課題が向いている
・ドラマやロールプレイに参加するのが良い

 もしかして、今まで不向きな学習のしかたをして来なかったでしょうか。あるいは、自分の子供に集中力がないと決めつけてなかったでしょうか。

 タイプが違えば、ふさわしい学習の仕方も大きく違うとして、イギリスでは積極的に取り入れられています。

 タイプがあることに気付かないでいると、無理やり自分が苦手な勉強方式で詰め込んでいる可能性があり、当然結果にも差が出てきます。

 日本は視覚タイプの学習が多いですが、もしあなたが視覚タイプじゃなかったとしたら…。

 そして自分に向いた学習法に気づけたなら……。

 人生はまるで変わったものになるかもしれません。
 なるほどね、と言う印象。

 自分がどれかと考えると、絶対視覚タイプでは無い。大小で表現すると

 聴覚>運動>視覚

じゃないかな。細かく見ていくと...

●視覚タイプは以下の項目がよく当てはまる

・左から右に読むことを好む:そういうこだわりは全く無い。

・リストを作ることを好む:あ、凄く苦手

・覚えるときメモをとる:研修などでメモを取らない事で有名です。携帯やスマホは活用するけどね。

・クロスワードパズルや言葉探しなどの問題が好き:これも苦手なんだよね〜

・頭の中に画像が浮かぶ:これはあるかもしれない。

・ジョークを覚えるのが苦手:仕事場では冗談しか言わないので当てはまらない

・参考書などで学習が出来る:参考書便りの勉強も苦手でした。

・勉強をするときは静かな環境を好む:ノーミュージックノーライフを地で行く為、静かな環境では何も出来ない。

・落書きをよくする:昔は結構やってたけど今はあまり...

・音読より黙読を好む:どちらともいえないなぁ...

・図や地図を容易に理解できる:あ、これはそうかも。地図で行き先を一発で理解出来る能力があるがゆえに「ナビいらず」と言われてます

・テレビやビデオを見て学習が出来る:出来なくは無いけど、と言うレベル。

●聴覚タイプは以下の項目がよく当てはまる

・窓の外をぼんやりとよく見る:良く怒られてました。

・聞くことで学習が出来る:テレビよりラジオの方が学習と言う意味では役に立ちました。英語の基本はNHK教育ラジオの「基礎英語」でしたので。

・1人で学習するのが苦手だ:これはそうでもないかな。

・ドラマや役作り(ロールプレイ)などが楽しい:わかるでしょ?RPG大好きです。

・人の外見より、何を言っていたかをよく覚えている:人を顔よりその言動で覚えているんだよね。

・語呂合わせ、歌、復唱によって学習が出来る:出来ます。

・書いてある文章がスローで退屈に思える:結構これは感じる。

・人にジョークやダジャレを言うのを好む:さっきもあったけどこれは当てはまります。
・頭に画像を思い浮かべるのが苦手である:そうでもないかな。

・音読を楽しめる:小学校時代放送部でアナウンスとか楽しんでやってましたからねぇ。
・自分の考えを声に出して言うことを好む :文章よりそのほうが好きかも。

●運動タイプは以下の項目がよく当てはまる

・頭の中で計画を練ることを好む:嫌いじゃない

・話すときに手、腕、脚などを動かす:俺はイタリア人じゃない。

・作業中(学習中)に大きな声で話すことが多い:はい、声大きいです。

・長くじっと座っているのが嫌いだ:そうでもないかな。

・机の上が散らかっていても、どこに何があるのか把握している:してますね。

・計画性のある作業(学習)や実用的な課題が好きだ:そんなんばっかじゃん、介護の仕事とか学習とか。

・興味のあるものにだけ集中する:これだから高校時代「お前は化学だけなら東大余裕で合格できる」と言われたんだよね...。

・作業(学習)をするべきときに空想にふけってしまう:申し訳ない。研修中にギター改造の手順を空想して中身殆んど聞いてない事が有りました。凄く適当にメモだけ残して内容把握は出来たけど。

・会話に「何とか」や「あれ」という言い方がある :むしろ「あれって何?」と突っ込む方です。

 こういう傾向と対策が20年以上前にあったら良かったんだけどねぇ。最も、これ、うちのこの教育に応用できそう。また、良くある「自己認知」の研修などでもこれ応用できそうです。

 自分がどのタイプなのか、一度調べてみるのもいいかもね。
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posted by y-burn at 11:47| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月10日

所得だけの問題ではないと思います。

〜喫煙率・野菜不足…所得低いほど生活習慣に問題〜

 世帯の所得が低い人ほど生活習慣に課題がある傾向が認められることが31日、厚生労働省が発表した2010年の国民健康・栄養調査でわかった。

 仕事に追われてあわただしく、健康管理が難しくなっている可能性があるという。所得と生活習慣を結びつけた国の調査は初めて。また、喫煙率が調査開始以来初めて、2割を割り込んだ。

 調査は10年11月に実施され、3189世帯を年間所得が比較的高い「600万円以上」(構成比21%)と、中間的な「200万円以上600万円未満」(同56%)、低めの「200万円未満」(同23%)に3区分し、体形や食生活、運動習慣など7項目について男女別で集計した。

 このうち喫煙率は、高所得層では男性が27・0%、女性は6・4%だったが、中所得層では男性33・6%、女性8・8%、低所得層は男性37・3%、女性11・7%と、所得が低いほど高かった。1日当たりの野菜の平均摂取量も、高所得層の男性が293グラム、女性は305グラムだったのに対し、中所得層は男性276グラム、女性278グラム、低所得層では男性256グラム、女性270グラムにとどまっていた。(読売新聞より)
 これは実は簡単に解答できる話です。

 要は「低所得者には生活習慣を変えるだけの金銭や環境、心理的余裕が無い」ということ。

 経済的に言うと、同じ量なら肉を初めとする蛋白質の食品よりより野菜が高い、という事も結構有る話ですし、お惣菜を買ったりファミレスで食事をした方が同じ料理でも手作りより安かった、と言う話もある。

 ただこの調査が少しおかしいな、と感じるのは農村などはアンケートに含まれたんだろうか?と。身近に有る野良に近い野菜を引っこ抜いてきてそのまま料理しました、だけで生活している方も結構いるんですが、そう言う方はおおむね健康だったりしますけどねぇ。

 うちもその辺に生えていた大根抜いてきて根っこを出汁で煮て、煮えたら刻んだ葉っぱを入れて火を止めて味噌を入れる、だけで味噌汁作ったりしますが、これ三食食べるだけでおそらく高所得者の野菜摂取量余裕で超えるんじゃないかな?

 運動習慣なんて物は都会ならジムに行ったりウォーキングとかで習慣づけるものなんだろうが、そんなもん生活に余裕がないと出来る物じゃないわけ(中小企業で給料が安い、毎日午前様の人間が寝ないままジムに行く、とかどう考えても不可能)で、其処でどうしても健康に注意する事は二の次三の次になってしまうんだろうな、と思う。

 これをもっと大きな目で見ると、所得の少ない高齢者の生活は果たしてどうなっているのか、と考えると少し怖くもなります。

 現に昔在宅を見ていた頃あったんだけど、市からの弁当が無い日は差し入れも無く全く何も食べないで過ごす高齢者とか、毎日ご飯と味噌汁だけの差し入れで数年間暮らしてきた独居で盲目の高齢者とかいましたからね...。もちろんこちらがアプローチして環境は良くはしましたが、独居高齢者が増えるとそういった問題もどんどん出てくるかもしれない。大人に食育とはおこがましいのかもしれないけれど、ある程度の知識がないと健康で長生きはできそうに無いですね。ケアマネやヘルパーも、利用者のために食については深く学習すべきだと思います。

 金や名声だけで長生きできるものではないし、「俺は健康だ」と自慢している人間がころっと死んだり、病気がちで寝たきりなのに長生きだったり...人というものは正直分かりません。ただ、健康な食生活は元気で長生きする確率が上がりますよ、ということ。

 あ、でも仮に貧しくても工夫さえすれば長生きできると思うよ。ただネットに常時繋いで人の悪口ばかり書く輩は別な意味で長生きせんと思うけどな。

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posted by y-burn at 11:13| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月05日

「偏食」は自らの未来を捨てる近道である。

〜“ほぼナゲット生活”を15年間、2歳でマックのナゲットに出会い虜に。〜


 最近は“食育”という言葉が広く使われるようになったが、自分自身の健康を意識するためにも、幼い頃から食事の重要性を知るのは大切なこと。それをあまり意識しなかったがために医師から命の危険を指摘される、17歳の少女が英国にいるという。彼女は2歳のとき、母親に連れて行ってもらったマクドナルドでチキンナゲットを食べ、その瞬間からナゲットの虜になった。以来15年間、ほとんどチキンナゲットしか口にしなかった彼女は、ついに先日栄養不足による貧血で倒れ、ようやく自分の問題に気が付いたそうだ。

 英紙サンやデイリーメールなどによると、この少女はバーミンガムにある工場で働く、17歳のステイシー・アーバインさん。「私の主食は毎日チキンナゲット」と言い切る彼女は2歳でナゲットと出会い、「ほかの食べ物を口にする気が起きなくなった」。野菜や果物はほとんど口にせず、マクドナルドやケンタッキー・フライドチキン、スーパーで買ったナゲットを食べ続ける彼女に、母イボンさんは何とかほかの物を食べさせようと努力はしたが、全く状況を改善できず、数年前にはその努力も諦めてしまった。

 ところが先日、彼女はそんな食生活の代償を身をもって知ることになる。突然貧血を起こし呼吸困難となったステイシーさんは、すぐに病院へ搬送。そこで検査を受けた結果、彼女の貧血は極度の栄養不足が原因と分かり、さらに舌の静脈が炎症を起こして腫れていた。幸い、ビタミンや栄養剤の投与で今回は回復したそうだが、彼女の食生活に驚いた医師は「こんな状態を続けていたら死ぬぞ」とハッキリ言い渡したという。

 17歳にして娘が命の危険性を指摘されたとあって、イボンさんの心配は募るばかり。病院から戻った後はさすがにナゲット以外の物を彼女に食べさせようとしたが、口にしたのは朝食のトーストとポテトチップスくらいで、やはり「ほかの物は食べられない」と拒絶されてしまった。そんな娘の変わらぬ意志に「途方に暮れている」というイボンさんは今、専門家にしっかり診てもらおうと考え、彼女の説得に当たっているそうだ。

 ただ、今回の病院搬送で、ステイシーさん自身の気持ちにも少しは変化が出てきた様子。今の食生活が「私にとって本当に良くないことだとはわかってきた」と話し、改善へのきっかけを探そうとの気持ちが芽生えてきているようだ。

 自分が「おいしい」と思う物を食べるのは、誰にとっても幸せなこと。しかし、体が健康であるからこそ初めて「おいしい」と感じられるわけで、健康の基本となる食事に気を付けるのは、幸せな生活を営む上でとても重要だ。ステイシーさんも「2人ともきちんと食べる」という5歳の弟と3歳の妹を見習って、少しずつでも必要な栄養を食べ物から摂取できるように頑張ってもらいたいものだ。

 これは凄く極端な例だけど(子供にこれを教えたら野菜を少しだけ食べるようになりました)、基本的にありえる話ですよね。

 人間の体と言うものは基本発生した頃と極端に大きく変わるものではない訳で、生物としてみた場合草食に近い雑食性です。植物だけ、また動物だけで生きていく事は困難。

 肉だけ、野菜だけ、魚だけ、といったような偏った食事は体に良くないばかりでなく、精神にも変調をきたす可能性も否定できません。例を挙げると。

 カルシウムが不足すると人間は怒りっぽくなり骨がもろくなるし、糖分や脂肪が不足すると肌はカサカサになり思考回路が停止する(考えると言う行動にはコレステロールは必須であるが故)。逆に過多だと太る(それわしや無いかい)。塩分が多いと血圧が上がりやすくなるが全く摂らないと生命維持に赤信号。ビタミンCは過剰摂取すると尿に出るだけだが不足すると壊血病...。バランスが取れていない食事は身体や精神に変調をきたし、自らの命を縮める結果に繋がります。

 よく菜食主義だから健康に成るとか言うけど、これも賛同できる代物では無いです。菜食主義者の一例としてなかなか上がらないけど有名な人はかのアドルフ・ヒトラー。溺愛していた姪っ子の自殺にショックを受けたのが原因らしいのですが、以後ほんの少しだけ肉を食べる以外は菜食主義を自殺するまで貫いたそうで...。

 菜食主義でああまでヒステリックになるのか?と言うとこれはYesです。動物由来のたんぱく質は精神を沈める働きもあるそうなんですね。この話を聞いてから、おいら菜食主義に興味持てなくなりました。

 ちなみにかの天皇の料理番である秋山徳蔵氏もこう言ってます。

「ご馳走で思い出したが、良く質素な菜食主義を唱える人があって、日本人が小柄でも戦争に強いのは(特に耐久力があるのは)、菜食が主だからだ--などの説をなすのをしばしば聞いたものだ。しかし、こういう論を鵜呑みにしては、とんでもないことになる。
 昔から、日本でも、ご馳走といえば、鶏を潰したり、魚を買ったりしたもので、それは古い文献にもちゃんと残っている。
 王朝時代の饗宴の献立を調べてみると、たいていの三分の二は動物性の食べ物なのである。
 後世、仏教の影響でだんだん動物性の食品を忌むようになってきた。これが、日本人の体格を小さくしてしまった原因の一つではないかとも思われる。昭和十五、六年の頃だったか、徴兵検査で甲種合格した壮丁の数を点々のグラフで地図の上にあらわしたものを見たことがある。それによると、海岸や、川や湖の周りに点々が真っ黒になるほど密集していて、純農山村はたいてい疎らであった。これは魚(すなわち動物性たんぱく質)を良く食う地方の若者は身体ががっしり出来上がっている事を歴然と示していたのであった。
 とにかく、昔からご馳走といえばとりや魚介類を用意していたその事実が、日本人も動物性食品のうまさと栄養価を尊重していた証拠であるから、神がかり的な菜食論に惑わされることなく、幼少年から青壮年にかけては、つとめて動物性蛋白質を取らせるようにしてもらいたいものだ。老年期に入れば、おのずとから菜食へ移ってゆくべきことは、いうまでもない。(秋山徳蔵著 「料理のコツ」1985年刊より抜粋)」


 秋山氏は基本的な栄養学は知っていただろうけど「天皇に料理を作る人」でありつづけて人生を全うした方なのです。が、こういう考え方をされていた、というのは尊敬に値します。最終的にこの考えを突き詰めると「色んなものの命を頂いて生きています」に繋がるのですが。

 あとこの話で考えたのは、独居の高齢者の食事のこと。行政の宅配給食サービスがあるならまだ良いと思うのですが、近所のスーパーで毎日同じお惣菜を買って来て食べる、とかありがちですよね?自分が在宅時代はそこまで見てヘルパーさんにバランスの良い食事を作ってください、と要請していたものです。

 あと独身で若い男性もこういった偏食に近い状況では無いのかな?とも思ったり。今はよくても数年後に恐ろしい結果として現れる可能性もあるので注意しましょう。

 ま、何でも美味しく腹一杯食べて、満足して寝てしまう。これが一番の健康法なんじゃないのかな?
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posted by y-burn at 10:44| 鹿児島 | Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

実例が近くに何人もいますので、良くわかります。

〜楽器を演奏していると老化が遅くなることが明らかに〜

楽器の演奏は老化を食い止める効果があるということが、ある最新の研究結果によって明らかになりました。

特に9歳以前から楽器のレッスンを続けていた人と、生涯にわたって長く同じ楽器を演奏し続けていた人にその傾向が強かったようです。

研究者によると、45〜65歳で楽器を演奏している人たちは、同年代のそうでない人たちよりも記憶力と、雑音の中でスピーチを聞き分ける能力が高かったということです。これ以前に行われた学生を対象にした実験では、音楽の指導を受けた生徒は勉強がよくできる傾向があったという結果がでていたとのことで、音楽がよい影響を与えるのは若者だけではなかったということが証明されたようです。

特に雑音下でスピーチを聞き分ける能力は、同じくらいの年格好の人でも著しく個人差が出るとのこと。その理由として、高齢になると社会的に孤立してしまいがちであることや、気分の落ち込みが関連しているのではないかとも言われています。

その理由をさらに詳しく突き止めるため、アメリカ・イリノイ州にあるノースウエスタン大学の聴覚神経科学研究所は、音楽を趣味とする18人のグループと、そうでないグループ19人を対象に比較実験を行いました。被験者の年代は45〜65歳でした。

すると、楽器を9歳より以前に始めた人や、1つの楽器を生涯を通じて演奏し続けている人は、楽器に触れていない人よりもずっと優れた聴覚・視覚能力を発揮したそうです。

この研究の共同執筆者であるNina Krausさんは「幅広い音域から意味のある音を選び取って奏でる経験は、聴覚を増強します」とコメントしており、楽器の演奏によって聴力が鍛えられることを明かしています。

しかし聴力が鍛えられるといっても、音楽を趣味にすることで音がよく聞こえるようになるというわけではなく、楽器で正しくメロディーを演奏しようとすることで、聴覚の神経系が微調整されるという方が適切なようです。

「音色というのは楽器を演奏する人にとってみれば、いわば画家が扱う絵の具のようなもの。曲を演奏するために正しい音を扱うことで、聴覚や記憶が鋭くなるのだと仮定できます。音楽をたしなむことで、加齢によって起こる、コミュニケーションに必要な能力の低下を食い止めることができるのです」とKrausさんは解説しています。
 まさしく。実例が何人も自分の身の回りに居ますもん。

 うちの音楽療法の先生である財津先生(前にこの先生の論文をこのブログでも紹介していますが)は御年83歳。音楽療法では鍵盤楽器演奏がメインでは有りますが、実はチューバやサックスなどの管楽器や、ギターやバイオリンなどの弦楽器も一通りこなせる凄い方です。前KTSでの放送や古瀬先生のブログで姿を見ている方がいると思いますが、まだまだ青年。下手するとうちの職員のほうが年取っているかもしれないぐらいです。実際初対面から15年以上経っているのに全く年を取った、と感じません。

 うちの母親もそれに近いもんが有りまして。そもそも音楽教師だったため、ピアノ専門ですがかなり弾ける方です。今でも暇があれば自宅のピアノの前に座り「ボケ防止なの」といいつつエリーゼの為に、とか弾いてますね(ただ、「あんたの嫁さんにはかなわない」と言ってますが)。もうすぐ70で股関節オペしてますが元気ですよ。

 自分もここ数年ギターを練習したりベースを練習したりしているので良くわかりますが、楽器演奏ってそう簡単なものでは無い(コツつかめばどうかわからんが)。むしろ演奏より楽器を作ったり改造したりする方がよっぽど簡単...でもないか。そこで正しい音階を見つけ、演奏するというのは脳にとって良い意味での負担を掛けるのでは無いのかな、と思います。

 ただ、勘違いしてほしく無いのは「じゃ、認知症高齢者に器楽演奏をやってもらえば認知症の予防になるのでは?」と短絡的思考。70〜90歳の高齢者の場合、財津先生やうちの母親のような特別な例を除けば、小さい頃から器楽合奏をしてました、と言う例はそう多くないはずです。もし対象となる高齢者が器楽演奏を過去にしていた、というのであればともかく、そうでないケースに楽器を持たせ、「演奏しましょうね〜」...これ、少なくとも自分達が小学校時代に器楽演奏に対してストレスを感じていた覚えがあったり、音楽の時間が楽しくなかったり、というような場合は絶対にやるべきじゃ有りません。自分達が小さい頃嫌いだったことを今利用者に押し付けるのは療法でもレクリエーションでも何でもありません。ただのレクという皮を被った自己満足、もしくは施設におけるルーティンワークです(言い過ぎ?でもそう思うんだよね、おいらは)。これを薦める従事者は、上手く演奏できないことで利用者のプライドが傷つけられ、参加に消極的になりえる、下手すれば生活意欲も低下させる危険性があるという可能性があるのでは、と言う考えは無いのでしょうかね?むしろそれは認知症を推し進める結果に繋がります。

 逆に、今の介護従事者は嫌いじゃない限り楽器演奏の練習はすべきでは無いかな、と思います。レクの幅が広がる事もあるし、将来的にアンチエイジングになるならねぇ。笑福会にも軽音楽部あるぐらいだから、若々しく介護に従事できるのはいいことだと思いますよ。

 ちなみに施設の夏祭りでジミヘンの「Purple Haze」を弾こうか...と画策している不良中年初心者ギタリストがここにいますがwww。練習中です。

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2011年04月27日

震災後の日本の復興の為に是非!

〜オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする〜

 2010年12月、「オーランチオキトリウム」という聞き慣れない生物が新聞やネットのニュースで大きな話題を呼んだ。これは、オイルを作る藻類の一種で、従来よりも10倍以上高いオイル生産能力を持つという。バイオ燃料はいったいどこまで実用化に近づいているのか? バイオ燃料を長年研究してきた、筑波大学大学院の渡邉信教授にうかがった。

〜燃料としてそのまま使えるオイルを作る「オーランチオキトリウム」〜
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オーランチオキトリウムは、ラビリンチュラという従属栄養生物の一種。光合成はせず、有機物をエサとして取り入れる。

──オイル生産効率の高い藻類「オーランチオキトリウム」の新しい株を発見されたと2010年12月に発表されましたね。2010年4月の記事(ブルームバーグ)では、「ボトリオコッカス」を使った場合、燃料1リットル当たり約800円になってしまうとおっしゃっていましたが、研究でどういう進展があったのか教えていただけますか?

 地上植物に比べて、藻類のバイオ燃料生産効率が高いことが広く知られるようになってきました。トウモロコシの場合は1ヘクタール当たり年間0.2トン、大豆は0.5トン、アブラヤシで6トン。これに対して、藻類のボトリオコッカスですと、最大で100トン以上にもなると試算されます。

──藻類は、他の作物に比べて圧倒的にオイル生産効率がよいのですね。

しかし、一番パフォーマンスがよい開放系のプール培養を仮定したとしても、藻類のボトリオコッカスから取れるオイルは1リットル当たり155円、閉鎖系のリアクター培養ですと800円にもなり、原油の数倍から10倍になってしまう。これでは事業として成立しません。生産効率を1桁は上げる必要がありました。

光合成を行って、炭化水素を産生するボトリオコッカス。

 そのために取った方策は2つです。1つは、ボトリオコッカスの持っている能力を今の10倍に強化することで、遺伝子組換えや品種改良を行います。

 もう1つは、ボトリオコッカス以外の優れた藻類を探索することです。

 現在、オイルを作る藻類は20種類ほど知られていますが、炭化水素を作るのはボトリオコッカスくらいで、他の藻類はトリグリセリド、つまり中性脂肪を産生します。炭化水素であれば、それほど手間を掛けずに石油の代わりとして使えるのですが、トリグリセリドはそのままだと燃料として使えません。トリグリセリドをそのまま自動車に使おうとすれば、低温でエンジンの中で詰まったり、エンジンを錆びさせてしまったりする。せいぜいガソリンに1?2%混ぜるといった使い方しかできないのです。

──トリグリセリドに水素を化合させて、軽油と同等にする技術も開発されています。こうした技術を使うことはできないのでしょうか?

 そうした技術には多くの企業がチャレンジしており、有望な技術ではあると思います。しかし、変換のためにはエネルギーもかかりますし、安価な触媒も開発する必要があります。最初から炭化水素を作る藻類があれば、それに越したことはありません。

──ちょっと不思議なのですが、どうして炭化水素を作る生物がいるのでしょう? 生物にとって、炭化水素はあまり相性のよくない物質だという印象があるのですが。

 それがそうでもないんですよ。例えば、私たち人間を含む生物にとって重要なステロール(コレステロールやステロイドホルモン等々)の前駆体(前段階の物質)は、炭化水素です。普通の生物は、炭化水素を貯め込まずにステロールへと変えてしまうのですが、ボトリオコッカスはこれを炭化水素のまま貯蔵します。この2つの代謝経路は途中までまったく同じで、たった1つの酵素の違いで分岐しているのです。

──しかし、どうして炭化水素を蓄積しようとするのでしょう? この炭化水素は何かの役に立つのでしょうか?

 炭化水素を体内に蓄えることで、浮きやすくしているのではないかという説がありますね。よい例が深海サメです。サメは他の魚類と異なり、浮力を得るための浮袋がありません。では、どうやって浮力を得るのかといえば、肝臓にスクアレンという炭化水素を蓄え、これで浮力を調整しているのです。ちなみに肝油の材料というのがスクアレンですよ。スクアレンは、最終的にステロール系の物質に変換されて体内で使われるのですが、ボトリオコッカスの作る炭化水素、ボトリオコッセンは体内で使われることなく、最終的には体外に排出されます。体外に排出するのは無駄なようですが、余分なエネルギーを外に逃がすことで体内バランスを調整する役割を果たしているのかもしれません。もっとも、これらはすべて仮説にすぎませんが。

〜オーランチオキトリウムとは、いったいどんな生物なのか?〜

──今回採取されたオーランチオキトリウムの株は、オイル生産効率がボトリオコッカスに比べて圧倒的に優れているということですね。

 今回のオーランチオキトリウムは、オイルの生成量でいえばボトリオコッカスの3分の1ですが、増殖スピードが36倍と速いのが特長です。生産効率は従来に比べて単純計算で12倍になるわけです。

──このような株を採取できたのは、どうしてでしょう?

 宝くじのように、たまたまそういう株を引き当てたと思っていらっしゃる方もいますね(笑)。それが科学と言えるのかと。しかし、闇雲にあちこちから採取すれば、よい株が採れるとは限りません。私たちも幸運を引き当てるために、周到な準備をしました。

 藻類に関する論文を相当数調べたところ、オーランチオキトリウムの仲間がオイルを作るという報告がありました。それこそ乾燥重量で0.1%程度と極めて少ないながらも、先述のスクアレンを作るものがいるというのです。

 そこで、論文から場所の当たりを付けて日本近海で150株採取したところ、今回の株が見つかったというわけです。勝率の低い賭でしたが、何とか当たりを引くことができました。株が見つかるまでに1年半かかりましたが、これは随分早い方でしょう。遺伝子組換えや品種改良だと、10年や20年かかったかもしれません。探索という手段には、これだけのスピードがあります。

 オイルを作ることが知られている藻類は20種類ほどと述べましたが、学名の付けられている藻類だけでも4万種、調べられていないものを含めると藻類は全部で30万種から1000万種になるのではないかと言われています。

──オーランチオキトリウムは従属栄養、つまり光合成を行わず、有機物をエサにして呼吸するわけですよね。これは、藻類と言えるのでしょうか? 光合成を行うことが藻類の条件かと思っていたのですが。

 オーランチオキトリウムは広い意味での藻類に含まれます。これは、進化系統から見るとよくわかります。クロロフィルaを持つ生物のうち、最も原始的なのがラン藻です。このラン藻を色素体として取り込み、緑藻類、紅藻類、灰色藻類の仲間が誕生しました。緑藻類を取り込んで生まれたのがミドリムシなど。紅藻類を取り込んだのが褐藻類、つまりコンブやワカメ、それに珪藻類の仲間です。

 色素体を取り込んだ側の生物は、元々は色素体を持っていませんでした。コンブやワカメと近縁の(色素体を取り込まなかった)生物が進化して、ラビリンチュラ類という原生生物になりました。ラビリンチュラは、ストラメノパイルという藻類の一大分類群に属しています。藻類と一口にいっても、色素体を持っているもの、持っていないもの、持っていたけどなくして無色になったものなどが入り混じっています。

 ラン藻は真正細菌(バクテリア)ですが、オーランチオキトリウムはバクテリアではありません。コンブやワカメに近いものをバクテリアとかカビとは言えないでしょう。

──藻類の分類は、ここ数十年で大きく変化しましたね。

 DNAによる解析が進む前は、オーランチオキトリウムを含むラビリンチュラ類はカビやキノコ等の菌類の仲間にされていましたが、その当時からラビリンチュラは藻類ではないかという意見が出ていました。ラビリンチュラは生活環の中で長さの異なる2本の鞭毛を持つのですが、これはコンブやワカメの鞭毛をもつステージの細胞と形態が同じなのです。

 ちなみに進化系統樹では、カビ/キノコはラビリンチュラより、ずっと人間に近いんですよ。

──今回採取されたのは、オーランチオキトリウムの「株」という表現をされていますが、これは新種ではないのでしょうか? 同じ種でオイルの生産効率が10倍も違うなんてことがあるんでしょうか?

 オーランチオキトリウム属であることは確認しています(生物の分類は、上位から順に「界」「門」「綱」「目」「科」「属」「種」となる)。新種かどうかはさらに細かな検証が必要ですから、もう少し時間をください。

 ただ、微生物の場合、同じ種でも特性は大きく異なります。ボトリオコッカスでいえば、オイルの生産量にしても乾燥重量当たり2%から80%くらいの開きがあります。大腸菌なんて、あれほど多様なのに全部同じ種ですよ。人間のように大型の生物になると同じ種での変異は小さくなりますが、微生物は同じ種でも幅が大きいのです。

〜有機排水をエサとして、オイルを生産する〜

──オイル生産効率の高いオーランチオキトリウムが採取されたことで、バイオ燃料の研究も一気に弾みが付きそうですね。生産効率やコストはどれくらいでしょう? 光合成する藻類とは培養の仕方もまったく変わってくると思いますが。

 その辺の話は、まだ先の段階ですね。光合成の藻類を使うにせよ従属栄養藻類にせよ、まだ研究室レベルのデータを元に推測しているに過ぎず、実規模でのデータがないのです。
 
 これまではどんなにラフに計算をしたとしても、コスト的に絶対に実用化できませんでした。そこに高い潜在能力を持ったオーランチオキトリウムが見つかり、実用化できる可能性が見えてきたということです。

 芝居を上演するためには、役者、舞台、脚本が必要です。これまでは役者が揃っていなかったけれども、ようやくスターになりうる素晴らしい役者が見つかった。こんなに素晴らしい役者がいるのだから舞台作りにみなさん投資してください、というのが今の段階です。

 日本には優れた技術がありますから、頑張れば舞台を作っていけるでしょう。そのためにも採算が取れる仕組みをどう作るのか、という脚本作りが重要になってきます。

──どういう脚本を考えられているのでしょう? 光合成するボトリオコッカスと、従属栄養のオーランチオキトリウムを組み合わせたりするんでしょうか?

 まず、この世界にある有機物がどうやって作られたかを考えてみましょう。それらは植物の光合成により、二酸化炭素と太陽光、水、無機塩類から作られました。そして、有機物が循環する過程では必ず人間が介在しています。その結果、有機物を含んだ排水、有機排水が家庭や工場から大量に出てきます。これをオーランチオキトリウムのエサとして利用しようというのが、私の考えです。

 現在、下水等の有機排水を処理するためには、最初に固形物を沈殿させ、その後の一次処理水に活性汚泥というバクテリアの塊を投入しています。一次処理水には有機物が多く含まれていますから、活性汚泥の代わりにオーランチオキトリウムを投入すれば、オーランチオキトリウムが排水中の有機物をエサとして炭化水素を作ることになります。

 オーランチオキトリウムが処理した後の二次処理水には、窒素とリンが大量に残っていますから、この二次処理水にボトリオコッカスを投入し、やはり炭化水素を作らせます。

 炭化水素を抽出した後のオーランチオキトリウムやボトリオコッカスは、動物の飼料やメタン発酵に利用できるでしょう。
20110225_04.jpg
渡辺教授が提唱している、排水処理とオイル産生のシステム。オーランチオキトリウムとボトリオコッカスを組み合わせている。

──オーランチオキトリウムはどんな有機物でも分解できるんでしょうか?

 オーランチオキトリウムには、セルロースを分解して増殖するものもいます。今後は、こうしたエサの多様性を探る基礎研究も進めていかなければなりません。排水の処理過程でできてくる余剰活性汚泥は少なく見積もっても4億トン以上ありますが、現在は燃やして灰にしコンクリートにまぜて使っています。

──有機排水を利用できれば理想的ですね!

 これは特段新しい発想というわけではないんですよ。水処理プロセスに藻類生産を組み込んで統合すべきという考えは、10年以上前にアメリカのエネルギー省の報告書で提案されています。この分野に関して日本はあまりにも出遅れています。

──藻はどのように培養するのでしょう?

 光合成をしないオーランチオキトリウムの場合は、地下に閉鎖系の培養環境を作るのがよいでしょう。地下なら冬場でも15?20℃くらいで水温は安定しており、15℃なら6時間、20℃なら4時間で倍に増えます。オーランチオキトリウムには光を当てる必要がないため、広い面積が必要ありません。工場のすぐ横にオーランチオキトリウムの培養タンクを設置して、工場の排熱を利用するといった方法も使えそうです。現在、発酵微生物で使われているノウハウや設備をそのまま流用できますから、研究は加速度的に進むのではないでしょうか。

 光合成するボトリオコッカスの場合は、休耕田のような開放系で培養するか、人工的に光を当てる閉鎖系で培養することになります。開放系はコストが少なくて済むというメリットの反面、他の微生物が混入するなど環境制御が難しいという問題点があります。一方の閉鎖系は、環境制御が簡単ですがコストがかかります。開放系のデメリットは、特殊な環境で生きるように藻を品種改良することで解決できるかもしれません。例えば、塩分濃度が海水の2倍という環境で生きられるようにすれば、他の微生物の混入を防げるでしょう。閉鎖系に関しても、使い捨てのソフトプラスチックバッグを使ってコストを下げる方法が研究されています。

 ボトリオコッカスに関して言うと、開放系の可能性を試してみたいですね。実は、自然界でボトリオコッカスが大量発生することがあるのです。このメカニズムを解明できれば、休耕田を使って低コストでボトリオコッカスを培養できるかもしれません。

〜バイオ燃料でエネルギーが無尽蔵の世界を実現する〜

──実用化の課題としては、どのようなものがありますか?

 バイオ燃料を実用化するための舞台は、生産、収穫、抽出という3つのステージに分かれます。

 生産での難関は「攪拌」(かくはん)、つまり藻を培養槽の中でかき混ぜることです。下手すると、全工程の半分以上のエネルギーが攪拌に費やされますから、ここでのエネルギー消費をいかに抑えるかが課題になります。

 次の収穫も全工程の20?40%のコストを消費すると言われています。凝集沈殿、遠心分離、フィルターなど、さまざまな手法がありますが、まだ実験室レベルでしか検証されていません。凝集沈殿なら投入した凝集剤をどう回収するか、遠心分離はエネルギーをどう抑えるか、フィルターはコストをどう下げるか。

 最後の抽出にしても、実験室のように溶媒を使って単純に抽出するというわけにはいきません。溶媒を回収する必要があります。藻を乾燥させてオイルを抽出するとなると、そのためのエネルギーコストもかかります。

 この辺りの技術開発を行うのは大学では無理ですから、産業界の協力が必要になります。

──こうした実用化の課題には、どの研究機関や企業も直面しているわけですね。アメリカでは、バイオ燃料のベンチャー企業に莫大な投資が行われて実用化を進めています。

 昨年、アメリカのエネルギー省は"National Algal Biofuels Technology Roadmap"を発表しました。これは、さまざまな分野の学者を集めてワークショップを開催し、その議論をまとめたものです。とてもレベルの高い資料ですが、残念ながら日本ではこういうものを作ろうともしていません。

 オーランチオキトリウムという、素晴らしい役者が登場したわけですから、きちんと脚本を練って、舞台を作っていかなければなりません。そういう取り組みをしないとどうなると思いますか?

──中国やアメリカが買いに来る?

そう、大事な技術やノウハウが海外に流出してしまいます。

──アメリカは新しい技術に対する投資の仕方が大胆ですよね。100のベンチャーにまとめて投資して、そのうち1つが大成功すればいいという。

 そういうやり方でいいんです。世界で消費されている原油が50億トン、1リットル当たり50円としたら、250兆円の市場がすでに存在するわけです。バイオ燃料は、ものすごくリターンの大きい世界なんですよ。

 それは日本が産油国になるということだけではありません。世界のパワーバランスすら変える可能性を秘めています。

──エネルギー資源が特定の地域、国に偏るのではなく、遍在するということですね。

 そういうことです。技術さえあれば、誰もがエネルギーを手に入れられるようになります。

 私は、エネルギーが潤沢になることで、世界が抱える問題のかなりの部分を解決できるのではないかと考えています。人類をエネルギー資源の制約から解放する、これこそが、全人類が待ち望んでいるイノベーションではないでしょうか?
 結構長い文章をそのまま引用しましたが、いや〜、読み応えあっていいわ。それに希望が見える。最近こういう夢を描ける文章に出会っていなかっただけに、ね。

 最近よく「たかじんのそこまで言って委員会」ホモかっちゃんがこの藻について言及しているのを見ていますが、彼に言わせれば今回被災した田畑がこの藻を育てるのに適しているとか(海水で生育するから、と言う)。そうなれば被災地復興にも大いに役立つ訳で、今は技術的に難しくても数年後に実用化出来るよう、研究機関や産業界などの関係各所には頑張って欲しい所ではある。

 ただ、これに伴って嫌な事も想像してしまうんだよね。国際的には現在アメリカ一人勝ちなエネルギーのパワーバランスを崩しかねないのでそちらからの反対や圧力も考えられなくもないし、中東とのつながり(基本的に中東とは今は仲が良いのですが)がこれからどうなるのか、と言う事も。国内的にはこの藻を育ててオイルにする段階で絶対に国の天下り先作るだろ官僚は?と考える。農作物だから農林水産省やJAもからんできて本来の値段より高く製品価格を設定するかもしれないとか、アングラマネー大好きや業種の皆様も飛び出すのでは無いかとか・・・。杞憂で終わらせてくれればいいんだけどね。

 何度も言うけど、復興の為になる事ではあるし、エネルギー問題の解決になるのであれば国が予算を組んで推進すべき事ではあると思う。早期実用化を是非!と思うところ。

 あとねぇ...。この話を2ch上で頭ごなしに否定して、この話をした人を中傷していた鹿児島県某市の木っ端役人がいたことも付け加えておこうか。彼曰く、「もしそれが出来るならもう実用化されているはずだ」。いや、無理だろ、発見がつい半年前なんだし。やっぱし脳硬化した公務員に自由な発想は無理か。やれやれ...。

 こういうことを言われたくなければ2chで中傷するだけじゃなくてもっと働けって。

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posted by y-burn at 10:43| 鹿児島 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月09日

フィンランドの小学生でさえこれなのに、おまえら(所謂反市長派)ときたら・・・

〜フィンランドの5年生が作った議論のルール〜 

「ベンチャー経営者のための資金調達マニュアル Vol.1」で
経営者のベースのスキルアップのための教材として紹介されていた
『図解 フィンランド・メソッド入門』を読んだ。

なにげにここ最近フィンランド・メソッドにはまりつつある・・・。

その中に、フィンランドの小学5年生が自分たちで作ったという
議論における10のルールというものがあった。
すごいので紹介。

このルールをやぶる人がいたら、班長が「それルール違反だよ」と指摘するらしい。

1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない


1 番目と7番目は違いがよくわからなかったりするけれど
彼らなりのこだわりがあるのかもしれない。

ちょうど最近、橋下知事と大阪の高校生の意見交換会の様子を見て、
つくづく日本の子どもは議論ってもんができないなーと思った。
学校で議論のやり方なんて習ってないんだよな。

全然子どもに限った話じゃないんだけれど、
自分の意見が否定されると、人格が否定されている気がして
感情的になって声を荒げる、泣き出す。
議論の内容を引きずって、議論後も仲が悪くなる。

それで国際的に見ると、↓こういう評価になるようだ。

端的に言って、日本人は切れる。ぶっちぎれる。本人の怒りの導火線に火がつくと止まらない。でも、何故怒っているかという部分に関し、よくわからないことが多い。「何で?」と。もちろん切れた本人もわかってないことがある。とにかく切れている。そこに意図がない。制御できない怒りの発露と言えば聞こえがいいけども、要するに暴走。

一方、中国人が怒っている場合、その目的は結構わかりやすい。これまた端的に言うと、「怒ることでメリットがある」場合が多い。「何故、怒るのか?」に答えがある場合が圧倒的に多い。ベースには計算がある。損得勘定がある。怒ったことでトクをするから怒っている。
実は短気な日本人(タケルンバ卿日記)

テレビで著名人たちの議論を見てても、
「他人の発言をさえぎらない」すらできていないし。

まあテレビ的演出があるにしても。
 もともと日本人は議論下手とは言うけれど、これは学校で基本的な教育をしていないから。そのは下手さ加減が思いっきり現れているのが2chの一部の板、それにtwitter上の、特に#akuneshiseiですわね。なんか、公務員を庇うためなら人として間違っていることすら平然と・・・という方々ですが。
       
 ま、おいらもひとのこたぁ言えるほど議論上手でもないんだけど、ご参考までに。大事なことだと思ったので、2回、じゃなくてブログに載せましたよ、と言う話です。

 twitterってこういう情報も落ちているだけに、勉強になるよね。

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posted by y-burn at 14:02| 鹿児島 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月27日

歴史のロマンを感じると共に・・・少し考える事も

〜3〜5万年前のロシア南部に「未知の人類」〜

 現生人類やネアンデルタール人の祖先と100万年前に分かれたとみられる未知の人類(デニソワ人)が、ロシア南部に3万〜4万8000年前に生存していたことを、ドイツのマックスプランク研究所などの国際チームが明らかにした。

 現生人類やネアンデルタール人と共存していた可能性が高いという。25日付英科学誌ネイチャー電子版に発表する。

 研究チームは、シベリアのアルタイ山脈にあるデニソワ洞穴の旧石器時代の遺跡で2008年に発見された小指の骨を分析。骨粉から取り出した細胞内の小器官ミトコンドリアのDNAを解読した。現生人類などのDNAと比較したところ、ネアンデルタール人と現生人類が分岐した約47万年前の2倍も古い約100万年前に分かれた人類だと推定された。デニソワ人は、多様な原人がいた時代に出現したとみられるが、形態を比較できる化石は発見されていない。

 人類はアフリカ起源で、約190万年前にアフリカを出た原人がジャワ原人や北京原人に進化した。ネアンデルタール人などが続き、現生人類は約5万年前にアフリカを出て勢力を拡大したと考えられている。

 国立科学博物館の馬場悠男(ひさお)名誉研究員の話「人類起源を考える上で、興味深い成果。世界の辺境には未知の人類がもっといた可能性もある」
 人類が今のホモサピエンスだけでなく、ネアンデルタール人等も共存していた、というのはどこかのサイトで読んだことがありましたが、更に、ですか。このデニソワ人だけでなく、多様な原人が同じ地球上で、共存だけではなかったでしょうけれど、生きていたという事実・・・。当時のことを考えると、どういう状態だったのかな、と思うし、歴史がどう動いてネアンデルタール人やデニソワ人がいなくなったのか・・・歴史のロマンを感じますね。その混血のホモサピエンスの子孫ももしかしたらいるのかも・・・

 ただいつもこういう話を聞くと思うことがあってね。「人類の思考っていうのは、この時期から果たして大きく進化しているのかな?」という。科学技術がいくら進歩しても、また思想体系が整理されても、当時の人間と本質的には変わらないはず。この時期の人類でさえ、障害を持つ仲間にはそれ相応の役割を与え、仲間内で守る、と言うある意味福祉的な考え方が植え付けられていたらしいですし。実際は、どんなに技術が進歩しても、人類のその本質は変わらないのかもしれないですね・・・今紹介した善の考え方だけではなくて、他者を排除したり、自分より弱いものに攻撃を加える、と言う愚かな行動も。

 何万年経っても、人間は「馬鹿」。でも、「馬鹿」で完璧じゃないからこそ、すばらしいのかも。

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posted by y-burn at 08:07| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月01日

あ〜か〜い〜りん〜ご〜に

〜 “リンゴを食べれば医者いらず”のことわざの理由が明らかに〜

リンゴが健康的な食品であることはすでに常識とされているが、新しい研究で、果物に含まれるペクチンと呼ばれる成分が消化器系の善玉菌(friendly germs)を増大させることが明らかにされた。 デンマーク工科大学国立食品研究所(コペンハーゲン)の研究グループは、ラットにリンゴをそのまま、あるいは果汁やピューレなどのリンゴ加工品の形で与えた後、ラットの消化管内の細菌を調べ、リンゴの摂取が“善玉”菌(消化器系に有益であり、一部の疾患リスクを軽減する細菌)のレベルに影響を及ぼすかどうかを検討した。

 その結果、共著者の1人であるAndrea Wilcks氏によると、リンゴの食物繊維成分であるペクチンを多く摂取したラットでは、腸の健康状態を向上させる細菌の増加が判明したという。長期にわたり定期的にリンゴを摂取すれば、このような善玉菌が産生する短鎖脂肪酸により、有益な微生物バランスを保つのに理想的なpH状態が作られると考えられる。また、善玉菌は腸壁細胞の重要な燃料となるブチレートと呼ばれる物質も産生するという。

 この知見は、医学誌「BMC Microbiology(微生物学)」オンライン版に1月20日掲載された。ただし、ラットの結果がヒトにもあてはまるかどうかについてはさらに研究を重ねる必要があると著者らは述べている。
 リンゴという果物が健康に良い、と言うのは嘘では無いと思います。この記事で紹介されている「ペクチン」は、これ以外にも食物繊維としての役割もあるし、カリウムは人間の体に良い影響を与える(ただし腎機能の低下している方や透析治療の方には禁忌)し。バーモント療法と言われる、「リンゴ酢+蜂蜜」も経験的に健康増進法としてアメリカで始まったものなんだろうけどね(最も、どちらも酸がきついから、虫歯になりやすいと言う欠点はあるんだが)。ま、リンゴだけ食べるダイエットというのもあったけど、あれはアメリカの新興宗教も関わっているからあまりお勧めは出来ない。

 どの世代の人間にとっても、季節の果物を積極的に取る、と言うのは充分健康法になりえます。鹿児島なら、今の時期はポンカンやタンカンやサワーポメロ、ボンタンなどの柑橘類でしょう。春なら路地イチゴやびわやグミ、夏ならすいかやまくわ瓜や梅、秋なら梨や柿やんべあたりかな?リンゴは鹿児島では取れない(都城にはリンゴ園があるというが)ので、本当はこの地域では?マークつきますが、ま、いいんじゃないかな?

 このブログ見てる皆様?野菜や果物積極的に摂ってます?食生活の基本を押さえていかないと将来が大変かもしれません。

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posted by y-burn at 13:40| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月27日

やっぱ、深海ヤバいって

〜透明な頭をもつ深海魚デメニギス〜

 全長15センチほどの深海魚デメニギス(学名:Macropinna microstoma)。

緑色の球状部分が円筒形の高感度の眼で、戦闘機のコックピットを思わせる頭部から真上に飛び出ている。通常の眼の位置にあるのは鼻に相当する器官だ。この写真は23日に公開されたが、撮影は2004年に行われていた。

 アメリカのモントレー湾水族館研究所(MBARI)が、カリフォルニア州中央沿岸部沖の深海で生きたデメニギスを発見した。その軟らかく透明な半球状の眼球が無傷のまま見つかったのは同種では初となる。

 1939年以降、デメニギスの存在は確認されていたが、引き揚げられる途中で魚網に絡んで傷だらけになってしまうのが常だった。
 このニュース、更に動画を見て、「今日は4月1日じゃねーよなぁ・・・なんだこのCG?」と思ったのはおいらだけではない、と信じたいが。

 生物の進化というのは、その環境で大きく変化するというのはよく知られたものではあるので、頭の中ではわかるんだよ、でも、これがもし深海じゃなくて東シナ海でウヨウヨしてたら・・・吹上浜で阿鼻叫喚なのは間違いないぜ。最も、深海という環境は、こういう風に進化しても仕方ないぐらい過酷だ、と言うことなのかねぇ。環境が生物の形を作る、と言うこと。人間の生活も性格も環境で容易に変化するはずだよね。これを見るとそう思わざるをえない。

 本当に、深海やべぇ。


posted by y-burn at 22:18| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

ちょっと、宇宙行くときには、トンカツソースとほかほかご飯持って行ってみるw

〜宇宙空間はどんな匂いか考えたことある? 実は“フライドステーキの匂い”なのです〜

 宇宙空間がどんな匂いか考えたことがあるだろうか?学者の話だと、フライドステーキあるいは溶かした銑鉄の匂いだという。

 NASA(米航空宇宙局)は実験室で宇宙空間の匂いを再現するために香料製造会社「OmegaIngredients」社の役員で化学者のスティーブン・ピアス氏に依頼した。氏の研究は宇宙飛行士が宇宙で遭遇する事態に備えるのに役立つものだ。ピアス氏はこのNASAの業務を8月から開始、年内に宇宙空間の匂いを再現したいと考えている。

ピアス氏の話:
「私は7月に行われた匂いに関するアート展示会に数点出展しましたが、その内の一つに宇宙ステーション『ミール』内の匂いを作ったものがありました。これを知ったNASAが、宇宙空間の匂いを再現して宇宙飛行士に役立てられるかもしれないとして私にコンタクトを取ってきたのです。宇宙空間がどんな匂いなのかを知る若干の手掛かりは得られました。まずは私たちは宇宙飛行士にインタビューする機会を得ました。宇宙遊泳後、宇宙ステーションに戻って宇宙服を脱いだ時に彼らは独特の匂いを感じると皆一様に語ります。『フライドステーキのような匂いや、溶解した銑鉄やバイクを溶接する時の匂い』だと言います。私たちはフライドステーキの匂いは既に作り出していますが、溶銑の匂いを作るのに苦労しています。それは分子の高エネルギー振動がもたらす匂いだと考えていますが、この匂いを作って加えることに現在取り組んでいるところです」
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 フライドステーキ、と言うメニューは聞いたこと無かったが、要はアメリカ南部の代表的な料理で、関西で言うところの「ビフカツ」のことらしいな。もっともソースはトンカツソースじゃなくて、グレービーらしいけど。

 宇宙のにおいがそんなんだとはおもわなんだ。と言うか、視覚(聴覚、触覚、味覚はないだろうし)のみで表現できる世界だ、と思っていたら匂いまであるとは。これは、鰻屋に丼飯、じゃなくて、宇宙にトンカツソースとどんぶりご飯持って行って、飯を食う落語を・・・ねーよ。

 しかし、2001年宇宙の旅、は現実にならなかったが、別な意味ではその頃の空想を逸脱したもの(電話でテレビが見れる、とか)が出てきていたり。科学の進歩はおもしろいね、と中学校時代は古典SFの大ファンだったおいらが言ってみる。




posted by y-burn at 14:51| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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