2011年11月06日

そもそも、劣悪な環境に置かれた介護士や看護師が、利用者への真心のサービスが出来る、と思う?

〜ストライキ:鹿児島市の介護老人保健施設で 労働条件改善など求め /鹿児島〜

 鹿児島市の介護老人保健施設「フェニックス」(同市谷山中央1)で26日、看護師や介護士らが労働条件の改善などを求めて無期限のストライキに入った。スト突入により、市は施設を運営する「医療法人紘淳会」に対し、利用者へ影響が出ないよう要請した。

 県によると、00年の介護保険制度導入以来、県内の介護施設でのストライキは初。全労連・全国一般労働組合鹿児島地方本部谷山中央医療福祉分会(約60人)に所属する約40人の職員が参加し、退職を強要する配置転換、人事異動の中止▽タイムカード導入▽誠実な団体交渉の実施−−などを求めている。

 ストには職員の約半数が参加。給食要員らは利用者への影響を考慮しストには参加していない。

〜老人保健施設で40人スト 介護保険導入後、県内初〜

 鹿児島市の老人保健施設で26日、看護師や介護士らが、不当労働行為改善などを求め、無期限の全面ストライキに入った。 

県によると、2000年の介護保険制度導入依頼、県内の介護施設でのストは初めて。

 ストがあったのは、医療法人紘淳会が運営する老人保健施設「フェニックス」(同市谷山1丁目)。全労連・全国一般労働組合鹿児島地方本部谷山中央医療福祉分会(約60人)に所属する約40人(通告分)の職員が参加し、無理な配意転換や人事異動の中止、タイムカードの導入などを求めている。

 職員のスト突入を受け、鹿児島市介護保険課と同市保健所保険予防課は同日、利用者へ影響のない運営体制を取るよう、紘淳会に文書で求めた。市によると、文書を渡した際に紘淳会側は「必要な体制は取っている」と説明したという。

 組合によると、ストには施設職員の約半数が参加。給食要員や紘淳会傘下の医療機関職員らは影響を考慮し、外している。

 組合の分会長は「ストはやむを得ない選択だった。利用者を思うと心苦しいが、決して無理なことは求めていない。安心して働ける環境つくりは、利用者のためにもなると思う」と話している。

 

 sandanshikomiさんのブログでこのニュースを知りました(うち南日本新聞取ってないからわかんなかった)。

 実はね...この施設についてはおいらの親友というか、腐れ縁というか、元同僚が一時期この施設で働いていたり、ここの施設長とある研修で話をしたことがあったり、と言うこともあってある程度の内情はつかんでいたんですが...

 最初にこの話を聞いて、「ああ、だろうな」とビックリもせずに妙に納得してしまいました。

 県内の老健でも労働環境の悪さは群を抜いていた、と言う話です。あと施設長のプライドの高さもあったのかな、と。良い悪いは別として、絶対に現場の職員の目線で施設を見なかったと言う話も聞いてます(介護の代わりなんざ募集かければ何人でもいるんだ、と研修中ここの施設長が言っていたのも聞いてます)。多分フェニックスの職員は上司に対して何らかのアプローチをしてきていたんだろうけど、それすら無視してたんだろうな、とも。

 こういう劣悪な環境なら普通は辞める方向なんだろうけどね。施設側もまさかこういう手に打って出る、とは思わなかっただろうな、と思う。

 さて。

 介護保険では人員の規定、と言うものがありまして。施設サービスごとに本来は定員が決まってます。グループホームなら日勤換算で3名とか、入所系施設なら看介護職員:入所者=1:3とかね。

 法的には基本何処もそれは守られているだろうし、守られて然るべきもんだ、と思う。
でも、もっと大きな問題。

 法ではあくまで最低限の人数を決めているだけだし、状況によっては法的な人数で間に合わない状況も出て来るわけですが、事務方は絶対人数を増員しない方向に働く。更に、本来介護や看護をしていない人間も人数に入れて誤魔化している可能性もある(これは実際研修などでみた施設でそういう所があったから知っているんですが)。

 実際、同じ介護付の有料老人ホームとしても、その施設の平均介護度により必要な職員数は変わるはずです。でも、絶対に増員しないでしょうね。増員を職員側から要望しても、今度は法を立てに拒否するはずです。

 要は、今の介護保険法での人員の取り決めを、もっとフレキシブルに出来ないのか、と思うんです。介護度により施設人員を増減できる、と言うことにしないと、事務方は最低限での職員しか採用せず、労働環境の劣悪化を来すのでは、とも。

 そもそも、劣悪な環境に置かれた介護士や看護師が、利用者への真心のサービスが出来る、と思う?出来たらそれは人間じゃなくて神様だよ。それともうちらに神になれって?

 じゃ、幹部の皆様、ハローワークの求人票には「神募集」と言うことにして下さいな。人間いらないんでしょ?

 冗談はさておき。

 今回のストはこれまでの介護従事者のストレスが表面に出てきた鹿児島県に於ける最初のケース、とも言えるんじゃないだろうか、と見ています。

 もっと悪い事も予想してます。フェニックスに続け、とばかりに他の施設もストののろしを上げるのでは、とね。

 ストをするのは悪い事ではない(公務員などのガチガチに守られた環境でのごね得ではないわけだから)んですが、この環境の中に置かれた利用者の立場はどうなるのか、と言うことも考えるんですよね...この事態を出来るだけ早く収束させることをフェニックスの幹部は考えるべきでしょう。そしてこれまでの人的環境の反省もしっかりするべきだと。ええ、介護士はその辺の石ころじゃないんだから。

 ストを起こされる前に、全国の福祉施設や事業所の幹部はもう一度施設内の人的環境を見直すべき時期なのかも知れません。

 それも含めて、介護保険という法律の是非も同時に考えるべきだろうな...。

 blogram投票ボタン



posted by y-burn at 20:43| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月10日

本当のノーマライゼーションとはこういう事なのかもしれない。性の問題は介護従事者は避けてはならない問題でもある。

〜重度障害の男性手助け〜

 重度の男性身体障害者の射精を介助するサービスが、全国に広がっている。県内でも、新潟市に本部を置く「NPOホワイトハンズ」が3年前から介助を始めた。利用者からは歓迎の声も上がるが、障害者の性に対する社会の理解は低く、専門家は支援の充実の必要性を指摘している。

 ホワイトハンズは、2008年4月1日に新潟市で設立された。脳性まひや筋疾患などのため、自力で射精できない障害者が介助の対象。北海道や東京都、大阪府、福岡県など18都道府県でサービスを実施している。県内では現在、5人の利用者がいるという。

 佐賀市内で一人暮らしの40代男性は3年前から介助サービスを利用している。脳性まひで生まれつき両手が不自由。サービスを利用する前は満足に射精行為ができず、気分がイライラすることが多かった。

 男性は「障害者も普通の男と同じで性欲はある。男を磨いて彼女をつくる努力をすべきだとは思うが、難しい場合には介助サービスが必要だと思う」と語り、「社会はもう少し障害者の性について考えてもらいたい」と訴える。

 鳥栖市内の女性(27)は、週刊誌の記事を見てホワイトハンズの活動を知り、スタッフになった。介護の仕事を続けながら、介助サービスを行っている。

 女性によると、介助サービスはゴム手袋をはめる。コンドームを着用してもらい、射精を促す。射精後はタオルで利用者を拭き、サービスは終了となる。

 介助中に利用者がスタッフの体に接触することは禁止で、性的な会話もしない決まりだ。「日常会話で雰囲気を和ませてから介助する。終了後に利用者のうれしそうな顔を見ると、必要なサービスと感じる」

 「息子は夢精しているが、親としては風俗店に連れて行きにくい。何か手伝えないかと悩んでいる」

 24日に福岡市の県NPO・ボランティアセンターで開かれたホワイトハンズの勉強会。全国から障害者の親らが参加し、訪問介護の女性が、性欲をため込む障害者の現状を訴えるなど、お互いの悩みを話し合った。

 ホワイトハンズの利用料金は15分3500円、30分5500円で、1時間を超えると1万円以上かかる。オランダでは、介助サービス料金を全額負担する自治体もあるが、日本ではまだ支援が広がっていない。

 大学でジェンダー(社会的・文化的性差)や性について学び、介護職の経験もあるホワイトハンズ代表の坂爪真吾さん(29)は、介助サービスを始めた経緯を「障害者の性の問題が置き去りにされている現状を何とかしたかった」と話す。

 だが、介助サービスに抵抗感をあらわにする障害者の家族や入居施設は多い。

 県西部にある重度障害者の入居施設の責任者は「排泄(はいせつ)の世話で手いっぱいで、性の問題まで手が回らない。施設としては性の介助を受け入れることは考えていない」と否定的だ。

 県障害福祉課によると、県内で両手が不自由な18歳以上の障害者は約2千人いる。同課の担当者は「特に相談は寄せられていないが、要望があれば(県として)考えていく必要がある」と話している。

 ●性の問題 社会も支援

 西九州大の滝口真教授(障害者福祉学)の話:食事や睡眠、排泄(はい・せつ)という人間の基本的な欲求のなかには、性欲も含まれる。障害者が性に関心を持たないと考えるのは短絡的で、射精出来ずに体の不調を訴える障害者の声もある。障害者の性の問題も社会は避けることなく、トータルヒューマンケアサービスの一環としての支援が必要ではないか。
 性的な欲求と言うのは身体に障害があろうが年齢が高くなろうがあって然るべき欲求であり、それに目を向ける方向性は正しいと思う。ただ、福祉という概念がそもそも性を隠匿しがちなキリスト教の発想がそのまま西欧から日本に輸入されている点がある(性、と言う事を考慮しないで)ため、どうしても二の次、三の次になりがちなんですが。

 鹿児島でも実はそう言うデリヘルが出来ないだろうか、と言う依頼が何故かおいらにあって、しばらくアドバイザーとして動いたことがあったんですが、立ち消えましたね。なかなか警察の許可が取れなかったことや裏社会との競合が出来なかったことや、介護に理解のあるコンパニオンが集められなかったことなどが理由でした。しかし、こう言う形で成功例が出ているのを考えれば、もう少し頑張るべきじゃなかったのかな、と今更ながら思います。

 少しホワイトハンズのページはしっかり読み込んでみましょうか。ノーマライゼーションが、普通の人として暮らせると言う概念であるならば、絶対にこの問題、避けて通るべきではない、と思いますので。

 で、こう言う話をすると、頭固い人は「破廉恥だ、性をおもちゃにするな」みたいなことを言うだろうけど、そう言う発想に行くこと自体がまさしく破廉恥なんだよ、と言っておきましょう。障害者や高齢者が当たり前の人生送るのが何が悪いんだ、って。

 あ、今twitter調べてみたら、既にフォロー済みでございましたわ。

blogram投票ボタン


posted by y-burn at 11:05| 鹿児島 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

夜勤では、耳は遊ぶな。

〜難聴と認知症の関連性が長期研究で示唆される〜

難聴(聴力損失)を有する成人はそうでない成人に比べて、認知症リスク、おそらくはアルツハイマー病リスクも高く、難聴が重度であるほどリスクも高いことが、新しい研究によって示唆された。

米国立加齢研究所(NIA)縦断研究部門長/ボルティモア加齢縦断研究責任者のLuigi Ferrucci博士らは、36〜90歳の男女639人を対象に、難聴と認知症との関連性について調べた。1990年の研究開始時に認知症が認められた被験者はいなかった。同氏らは4年間にわたり、認知力および聴力検査を実施し、その後、2008年まで追跡調査を行い(平均約12年)、認知症やアルツハイマー病の徴候をモニターした。

研究の結果、125人の被験者が“軽度”、53人が“中等度”、6例が“重度”の難聴と診断された。最終的に、58例が認知症と診断され、うち37例はアルツハイマー病であった。データの相互参照(cross-referencing)により、軽度の難聴では認知症リスクがわずかに上昇していたが、中等度および重度の難聴がある患者ではリスクが顕著に増大していることが判明した。

また、60歳以上の被験者では、認知症リスクの36%超が難聴と関連していた。難聴が悪化するほどアルツハイマー病のリスクも増大し、聴力が10デシベル低下するごとに、同疾患のリスクは20%ずつ増大した。Ferrucci氏らは、今後の研究でこの知見が確認されれば、認知症リスクを低減するための新しい戦略の開発につながることを示唆している。

Ferrucci氏は「今回の研究は、成人の難聴と加齢に伴う認知力低下の発現の可能性に強い予測的関連性があることを示唆している。しかし、科学者として、難聴の治療が認知症を予防するとはまだ言えない。本当に因果関係を確認できるまでには多くの研究が必要である」と述べている。研究結果は、医学誌「Archives of Neurology(神経学)」2月号に掲載された。

米アルバート・アインシュタイン医科大学(ニューヨーク)神経学のRichard B. Lipton博士は「難聴は加齢の生物学的測定値の一種かもしれないということに気づいた。また、難聴は神経細胞の損傷の結果生じた可能性があり、もし聴覚を介在するニューロンに障害があるとすれば、記憶やより高度の認知機能をつかさどる神経細胞の損傷マーカーにもなる」と述べている。 
 自分の経験則からいえば、この説は正しいと思います。

 視覚からの情報のインプット量と言う物はかなり多い事は認めますし、視覚の無い状況がどれだけその人の心身に影響を与えるか、という事は分かります。しかし、特にコミュニケーションの最メインとなる感覚は視覚よりも聴覚です。ボディランゲージ、というものや、筆談というものも有りますが、基本聞こえる声がお互いを理解するツールとしては主になる物でしょう。

 此処までの介護経験では、耳が遠いことによる認知力の低下した利用者、というケース、実際結構良く見ているんですよね。「うちのばあちゃんは耳が聞こえている頃はボケてもいなかったみたいだったのに、耳が聞こえなくなったら急にぼけ始めたみたいで・・・」と言う感じね。簡単に言えば、聴覚が衰える事により、自分の環境の把握ができ難くなるわけです。個人差こそあれ、それを補完できる視力も同じ様に低下していることが多い訳ですから・・・。また、耳が聞こえなくなる事により、他人同士の話を見て「これは私に対して何か都合の悪い事を話しているんじゃないのかな?」と言う勘違いもあるだろうし、それによる心理的な動きが更に認知症の悪化に・・・と繋がる可能性もあるわけで。

 ちょっと横道にそれますが、自分の場合、新人が夜勤をする際に指導として「極端な事を言えば、目は遊んでいてもかまわない。ただし、耳は仕事をしなさい」と良く言います。夜勤と言うのは常夜灯で少し明るいだけで、基本暗い状況。巡視などでは懐中電灯を使いますが、それ以外は耳での情報で動くことが多いです。具体的に言えば、「ガタッ」とか「ミシッ」とかの普通に寝ている人からは出て来ない音、これはトイレのドアを閉めたりベッド柵を握り締めてベッドで座位を取ろうとしていたり、最悪転倒していたり、と言う音です。又、咳や泣き声など聞こえる時も有りますね。その際はそれなりの対処をします。介護施設では、音と言うのが巡廻以外の利用者のその時点での情報として有効でもあるんです。

 この論文では書いていませんが、補聴器を新調したところ認知力が改善した、と言うケースも実際体験してます。以外に我々介護従事者は見落としがちですが、利用者の聴力レベルと言うものがコミュニケーション能力のみならず、認知能力にも大きく関わる、という事を熟知しておく事は必要だと思います。

 逆に言えば、聴力を(機械を使う事でも良い)保持することが認知症予防の一つのファクターである、という事は覚えておくと良いのかも。

 最も、認知症を持つ年でもない輩が難聴、じゃなくて理解力や読み込む力が不足しているのに偉そうに他人に説教するケースもございますがね。
 
blogram投票ボタン



posted by y-burn at 10:32| 鹿児島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月20日

「介護支援専門員の資質向上を図るための人材育成と確保」

 最初に言いますと。

 自分自身すべての分科会に参加したわけではなく、資料として貰った文章を読んでコメントしております。実際参加したのはミニシンポジウムです。

 さて、第一分科会。テーマは
「介護支援専門員の資質向上を図るための人材育成と確保」について。

第1分科会.pdf

 まずテーマ1。種子島のケアマネの資質向上のための取り組み。
1-1.pdf
県庁所在地でなかったりする所謂僻地でのケアマネの資質をどう上げるか、が課題。今はネット環境が整い、情報はすぐに入る時代ではあるのだが、それより自ら学習してレベルを上げていくシステムがなかなか構築できない。でもそれは僻地に限ったことではないと思います。いくら情報が入りやすく、また研修が行われている地域に住んでいても、学ぶ意識が無ければ無駄。そのモチベーションを上げる意味でもこういった地域でのケアマネの学習会は重要だと思います。学ぼうという意識、またそれを自らの血肉にしようという意識がないと成長できない。これはケアマネだけの話ではないんですけどね。

 テーマ2。大阪の柏原市のケアマネ協会の話。
1-2.pdf
実際、鹿児島でもケアマネ協会はあるけれど、これに市内のケアマネが全員参加していると言う訳ではない。また横の繋がり(施設同士、事業者同士)を構築しようとしても、なかなかうまく行っていないのが現状です。ケアマネ同士の交流をもっと図ることは良いことではないかな?今回鹿児島も笑福会結成記念交流会(いや、そこまで仰々しい物ではないが)をやったので、是非鹿児島でも盛り上げていきたいかな、と思ってます。個人だけの成長では限りがあります。集まって話をする、これだけでも良いんじゃないのかな?そう言う意味でもこの柏原市の取り組みは評価できるものですね。

 テーマ3。ケアマネ自身の人生史でケアマネ作成に取り組む、と言うもの。
1-3.pdf
前twitterでも呟いたことがあるのだけど、今そこにある現実だけでその現象を評価する、と言う行動は少なくともケアマネはしてはいけない、と思いますね(どっかの天才ぶった馬鹿どもはそれを平気でやってますが)。時間と空間が存在し、その中をすべての人間は生きている。その一部を切り取って評価してさあどうだ、と言うのはある職業の方々は通用するんだろうが、うちらはそうはいかない。今そこにあることだけではなく、それまでの人生史やこだわり、またこれからどう過ごして人生の黄昏を迎えたいか・・・アセスメントとしては膨大なものになるでしょう。でもそれをやり、本当に利用者本位でマネージメントして行くにはそう言う情報(インフォメーション)を入手すべき。それをケアマネが翻訳し、情報(インテリジェンス)として他業種と連携して生活を支えなければならない。そういうことだと思いますね。この研修は時間はかかるかもしれませんが、やろうと思えばどこの施設でも出来そうですね・・・学習委員会に提案してみるか。

 テーマ4。プランニングシートの開発について。
1-4.pdf
お仕着せのツールではなく新たに、と言う試みはそれだけでも評価すべきですね。鹿児島のケアマネ研修でもそう言うツールを使うケースもありますから。ただ問題なのは、それを忠実に今の業務に活かすには時間や手間が足りなすぎるということ。書類書いてなんぼ、と言う仕事ではないですからね。以前在宅ケアマネをやっていることから思うのですが、仕事に対して作る書類が多すぎます。それも利用者を向いていないんです。向いているのはお役所。「監査があるから書類をしっかり整備」ではないんですよね。利用者の幸せを追求するからこその書類やデータでなければならない。そう言う工夫の出来るツールを作る、と言うのであればやってみたい気はします。

 テーマ5。自主勉強会のお話。
1-5.pdf 
ケアマネ、と言う職種は実はいろんな業種との関わり合いはあっても、孤独な面も存在することは否めません。燃え尽きでバーンアウトするケースも何回も見ているだけにね。それを補佐するべき主任ケアマネでさえ、実は「主任になったけど不安な面がある・・・」と言うことに繋がるのでしょう。事例検討で力を付ける、と言うのは良い取り組みです。ただし、ただ単に群れることはどうかな、と言うのも正直思います。そこで手に入れた情報や方法論を実際活かすべきではないか、と。

 テーマ6。施設ケアマネの交流について。
1-6.pdf
同じ法人ならともかく、他の施設ケアマネと交流する機会はなかなか無いわけでしてね。研修会などの機会もあるのだけど、その機会を他人任せにするのではなく、自主的に集まり、会を開くというのも良いことですわね。実際施設ケアマネの問題については後日ブログに載せる予定のミニシンポジウムで詳しく考察するので。

 テーマ7。ケアプラン実施票を使うお話。
1-7.pdf
実はこれ、おいら独自に様式作って使っていた時期あるんですよ。今はどうなっているか分からないけど、同じ法人のケアマネにはやり方全部教えました。それこそこのブログがシーズン1の頃、しかもこの施設と同じグループホームでね。実はそれを拾ってきた施設があって、谷山の街の中にある特養だったりします。この方式、アセスメントがものすごくやりやすかったことを覚えています。ただ、職員によっては「え〜、めんどくさい」「記録見れば分かるのにまた記録を増やすの?」などの文句はありましたね。この方式を強制することまでは行かなくても、心あるケアマネは是非試して欲しい、とは思います。もちろん業務日誌とは別ですよ。

 テーマ8。
1-8.pdf
連絡協議会ねぇ・・・これ本当に思うんですけど、主任ケアマネだけがそう言う研修や連絡協議会に参加できます、のような事、止めませんか?主任ケアマネ持っていても実力が足りない輩もいるし、また逆にただのケアマネでも実力は上、と言うケースもあります。現状主任と普通のケアマネの実力は曖昧なんですよね。資格取りたくても取れない現状(実務やってないとダメですから)も。次回の改正ではそのあたりも加味していただきたい。

 基本このレポートを全部読んで思うのは、心あるケアマネはすべてレベルの問題や連携の問題などに危機感を持っているということ。またそれにあがなう努力をそれなりに行って、結果を出していること。これについては本当にどんなに小さな取り組みでも評価すべきでしょう。業務に流されている環境でもそれでよし、と言うケアマネも多いことを考えればね。ただ、ケアマネだけじゃなくて、看護介護職員にもこれを完全にフィードするシステム作り・・・これは各事業所や施設でやらねばならないでしょうね。実際にその仕組みを作ったことのある人間としてはそう思います(最近はあまりにもアレなのでわざと参加しないことがありますが)。

 他の分科会でも考えさせられることは多いので、追々紹介していきます。


blogram投票ボタン

 



posted by y-burn at 14:17| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月19日

第5回日本介護支援専門員協会全国大会in鹿児島に参加しました。

 うん、久しぶりです。

 twitterではほぼ毎日出てきているのだが、なかなかその他では、という感じでした。そろそろ復帰しましょう。

 で。

 昨日と今日、第5回日本介護支援専門員協会全国大会in鹿児島に参加しました。うちの施設もケアマネ資格者が全員参加したり、広告打ったりすればいいのに何にもしませんで。おいらだけが参加。この風潮をどうにかしないとね、まず。

で、この記事以降は今回の研修を受けて思ったこととかをアップしていこうと思います。

以下のpdfファイルは大会の挨拶や日程など。
p3.pdf
p4.pdf
p5.pdf
p6.pdf
p7.pdf
p8.pdf
 
 最も、飛行機のトラブルで川又さんの講演が後回しになりましたけどね。

 あ、あと今回の介護機器展は正直物足りなかった。全国大会レベルなのに介護機器セミナークラスのものがそろっていなかったのが。

 以降の講演などはまた次回で。

blogram投票ボタン




posted by y-burn at 22:21| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

家族だけでなく、施設や在宅の従事者にも結構大事な認知症介護のヒント

〜シリーズ介護:認知症、接し方のヒント〜

 「どうしてこんなことするの?」「なぜできないの?」。認知症の家族を介護していると、どう対応していいか分からず精神的に追い込まれることも多い。そんな時、専門家や他の家族がどうしているのかを知ると、うまくいくヒントがつかめるかもしれない。例えばこんな場面では−−。

 ■ケース1

 防虫剤や花、ペットの餌などを食べてしまう

 ◇身近に置かない
 食べられないものを食べる行為は「異食」と呼ばれ、脳障害の進行が原因とされる。危ないものをのみ込んでしまったと思ったら、24時間対応の大阪中毒110番(電話072・727・2499)に電話し、応急処置の方法や対応を仰ごう。

 そもそも家庭内で異食を防ぐ工夫が必要だ。病院職員のAさんは「危なそうなものは本人の手の届かない所に置く。ティッシュペーパー、脱脂綿、たばこ、薬品、洗剤、化粧品などは要注意」。ケアスタッフのBさんは「目につくところにちょっとしたおやつを用意してみるのも一案」とアドバイスする。

 ■ケース2

 デイサービスのない日は自宅で何をさせてもすぐ飽きる

 ◇日課に工夫を
 在宅介護をする家族Cさんは「午前は畑仕事や草取りなどで体力を使い、午後は本人の好きなことをしています」。入浴は早めにし、一緒に入る時は小声で話すと落ち着いてきて、お互いに穏やかな気分になれるという。

 男性介護者Dさんは、妻のやることを事前にリストアップしている。まずは散歩で季節の移り変わりを感じ、気分転換。その後は縫い物、洗濯物の整理、ボタン付け、野菜や果物の皮むき−−。きれい好きの妻に合わせたメニューだという。

 Eさんの母はセーターなどの毛玉が気になり、一つ一つ取って畳の上に並べるようになった。最初は困ったEさんだが、途中から発想を転換、自分が忙しい時は母に没頭してもらっている。「ポイントは赤や黄、ブルーなど異なる色の毛糸製品を並べ、飽きさせないことです」

 ■ケース3

 同じ事を数分おきに聞いてきて、いらだつ

 ◇デジタル時計も
 患者が繰り返し聞く内容で多いのは、日時やお金のこと。Fさん宅では「柱時計の針が読めなくなっていると気付き、大型のデジタル時計を買ってきた」。時間を聞かれたら時計を指さすようにした。「少しはイラつかなくなった」という。

 ケアスタッフのGさんは「家族だけでは大変なので、ヘルパーやデイサービスのスタッフも含め、一日のうち誰かがじっくり話を聞く時間を作っては。1日1回でも満足な気分になると違うかもしれない」と提案する。

 ◆ストレス減らし、穏やかに

 これらの例は「こうして乗り切る、切り抜ける認知症ケア」(新興医学出版社、1785円)で紹介している。認知症専門医として知られる朝田隆・筑波大教授▽吉岡充・上川病院理事長▽木之下徹・こだまクリニック院長の3人が監修した。

 認知症ケアの秘訣(ひけつ)は「相手の立場に立って」など理念的に語られることが多いが、在宅介護家族や専門家から具体的な対処法を聞き、食事や衣服の着脱、入浴、外出、妄想、徘徊(はいかい)など23のテーマごとに複数のアドバイスを盛り込んだ。

 朝田教授は「介護殺人や介護心中に至る過程には患者の暴言、暴力があると言われるが、話を聞くと、食事やトイレなどの失敗を一日に何度も繰り返すことが家族の大きなストレスや怒りになっていると分かった」と話す。

 「介護者が学び、自分の怒りを克服できるようになること。それがひいては患者本人へのケアの充実にもつながります」
 認知症介護に於いて、どうしても必要であろう、と思われるスキルがここには書いてあります。だからコメントいらないかもね、とも思ったんですが、一寸。

 要は「介護する側も介護される側もストレスを溜めない」「介護する側が寛容であること」の2点かな、と(在宅で母上を見ていらっしゃるあのまさん、間違っていたらごめん)。お互いのストレスマネジメントが、最も大きな「鍵」であろう、と思います、経験上。それを上手く乗り切るために介護保険を使ってください、とおいらが在宅時代言っていたのも今は昔、な訳で。

 この記事を見ていると、介護は子育てにも近いものを感じる(異食なんか、最たるものでしょう)と思われるでしょうけど、介護と子育ての一番の違いは、介護はいつまで行うか分からない事、又最終的に滅び行くものを見ていかなければならない事、でしょうね。これが結局、大きなストレスを生む結果に繋がります。介護と言うのは、その存在自体が大きなストレスです。それを何とか乗り切っているのが現状でしょうね。

 介護保険がこのあたりも改善できるだけの法律であれば問題は無いんでしょうけど、今の状態ではねぇ・・・在宅で肉親見ている方も、事業所や施設でで見ている介護従事者も、幸せを感じるだけの報酬は得ていないわけですから。本当はそっから考えてもらいたい所です。

blogram投票ボタン


posted by y-burn at 07:24| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月27日

え?また三重県の施設?

〜虐待か、特養入所者が重傷 職員は否定、三重のホーム 〜

 三重県志摩市の特別養護老人ホームで昨年9月、80歳の男性入所者が男性職員(36)からケアを受けた際、皮下出血などの重傷を負っていたことが24日、分かった。ホームを運営する志摩広域行政組合が明らかにした。

 職員は「(男性の)体の向きを変える際、強い力を加えてしまった」としているが、組合は虐待だったと判断し、同日までに職員を停職6カ月の懲戒処分にした。

 組合によると昨年9月19日、ベッドの上で寝ていた男性の胸に擦り傷があるのを別の職員が発見。この約2時間半前に男性のおむつを取り換えた職員に組合側が事情を聴いたところ、「寝ていた男性の左脇腹を右手で押さえて起こそうとして、必要以上の力を加えてしまった」と説明し、虐待の意図を否定したという。

 男性は胸と脇腹の広範囲に皮下出血した上、血圧が低下するなどの症状で約3カ月入院したが、家族の意向で警察に被害届などは出さず、組合と家族が示談交渉を進めている。
 胸と脇腹に広範囲の出血ねぇ・・・

 これが脇ならば、自分も経験、しかも身内の介護の際にあるんだけど、脇の血管を切ってしまい、内出血というの。本人は痛みは感じてるのかどうかよくわからなかったのだが(当時認知症とパーキンソンに加え経管栄養で、しゃべることも出来なかった)、やはりあの内出血痕は、何かとんでもないことをしたのか、と言われても仕方の無いものではありましたね。当時は自分自信の介護技術も未熟だったし、身体のメカニズムについての勉強も不十分だった。反省すべき点ではあったし、今はその間違いをしないようにしていますけどね。

 このケースの場合、脇腹と胸でしょ?ここは血管はあれど、血圧が低下するほどの出血というのは普通なら・・・殴ったか、蹴ったか、それとも、と言うことしか考えられない。強い力で、となれば相当な圧力かけないと無理でしょうね。しかも入院するほどの、ですから。施設名などの詳しい状況の情報がでていないだけに、簡単にコメントはできないんですが。

 三重県の介護保険の情報はかなり早いので見ることも多いんですが、なんかおかしいよね・・・確か、前回のニコ動事件も三重県松阪市だったはず。三重の介護保険関係に何かが起こっている可能性ありそうで怖いです。ストレス解消で肋骨、ではなくて脇腹・・・だとしたら相当怖い話。それとも、この介護士が精神的に相当追い詰められる環境にあったのかどうか・・・。このような虐待の話が連続で出てくるのは、介護という職種が様々な面で相当追い詰められている、と言うことにも繋がると思います。

 これ以上このような介護職員や医療関係者の虐待事件は聞きたくない。当事者本人の状態もそうだけど、医療福祉の環境がどうであるか再考する必要があるのかもしれませんね。

blogram投票ボタン


posted by y-burn at 08:13| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月01日

人の事は言えない。介護の世界も・・・

〜あなたの会社は大丈夫? 不況で急増する「ブラック企業」の見分け方〜

 これも不況の影響なのか、社員に劣悪な労働条件を強いる企業が話題に上る頻度が増えている。もともとはインターネット上で生まれた「ブラック企業」なるスラングが世に浸透し、ついには本や映画の題材にまでなったのは、記憶に新しいところ。度を越した悪条件の企業に確たる “呼称”を求める土壌が今日の日本社会に出現したという意味では、深刻な社会問題とも言える。今後は、「気づくと自分の会社もブラック企業だった」などと驚愕するビジネスパーソンも、増えていくだろう。今回は、ブラック企業にありがちな「トンデモ職場」の実態を紐解きつつ、その傾向と社員が警戒すべきポイントをレポートしたい。

○意外と身近から発せられているブラック企業社員の“悲鳴”
 
 最近、巷で流行している「ブラック企業」という言葉をご存知だろうか?誤解なきように言っておくと、これは決して反社会的勢力が関係する企業や、明白な犯罪に手を染めている企業を指すわけではない。
 
 労働法に抵触しかねない劣悪な労働条件で働かされる、賃金や福利厚生のレベルにとても見合わない精神的、身体的苦痛を日常的に被る――。このような企業を指すスラングが、「ブラック企業」なのだ。それらは、大不況の影響もあり、急激に増えていると言われる。

「ブラック企業」と呼ばれる問題企業の実態がこれほど話題に上る背景には、実はインターネットにおける“つぶやき文化”の影響がある。そもそもブラック企業という言葉自体、ネット掲示板「2ちゃんねる」のスレッドから生まれたものだ。それは、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』という書籍や映画のベースにもなった。今でも、「Twitter」や「mixiボイス」などで平日の日中に飛び交うつぶやきには、OLやビジネスマンが発信する、職場や上司、労働環境への愚痴が圧倒的に多い。この現実に心当たりを持つユーザーは少なくないだろう。

 筆者の「被つぶやき体験」を紐解いても、「求人広告に掲げられていた給料の半額程度しか手取りがなかった」「仕事中にケガを負っても病院へ行かせてくれなかった」など、気の毒な体験談は少なくない。では、ブラック企業の社員は、いったいどんな「トンデモ職場」で働いているのだろうか? 生の声をご紹介しよう。

 「自分の仕事は定時に終えているにもかかわらず、毎晩23時近くまで居残りを強制されるんです。帰る素振りを見せようものなら、『先輩や上司がまだ仕事してるのに、いい身分だな』とスゴまれる。手伝おうにも、きちんと仕事を教えてくれないので何もできることがなく、繁忙期には無意味な休日出勤が続いて、最高25連勤なんてのも経験しました」

 そう語るのは、数ヵ月前に首都圏のIT企業に転職したばかりの男性(28歳)だ。もともと薬品関連会社で営業を担当していたが、不況の煽りを受けてリストラされた。ようやく見つけた就職先が件のブラック企業だったという。彼の勤務先は、労働環境が整っていないケースが多い零細企業(社員数はわずか6名)なので、「さもありなん」という見方もあるだろう。

○「大企業だから安心」は間違い!規模ではなく環境を冷静に分析
 
 だが、実はこうした悲鳴は、名の知れた大手企業のスタッフからも発せられている。次のコメントは、某大手人材派遣企業のスタッフの証言だ。

「このご時世、大手の社員だって『これってブラックすれすれなんじゃ…?』と実感させられるシーンは少なくありません。残業手当や休日出勤手当が暗黙の了解で申請できなくなったのは、序の口でした。全社的な収益の急減によって、予算の締め付けが極端に厳しくなったのです。ブロック長の判断により、仕事で使う資料にかかるコストや、商談先までの交通費までもが自腹になりました。年が明けてから、新年会の名目で取引先を接待したのですが、これも割り勘で身銭を切らされました」

 考えてみれば、リーマンショックの直後には、大手企業も我先にと大幅な給与・賞与カットや非正社員切りを行なっている。規模の大小にかかわらず、「『大手だから』と油断していたら、気づけばブラック企業そのものになっていた」というケースも、少なくなさそうだ。こうした体験談を集めていくと、ブラック企業には一定の傾向を見出すことができる。前出のコメントのように、各種手当が廃止されるのみならず、経費削減が公務での出費に及ぶケースが代表的だ。また、それに付随して、「現場への締め付けは厳しいのに、部長クラスには経費削減の波が及んでいない」(企画職の女性・34歳)などというように、一般社員が一方的に負担を強いられているケースも多い。

○あなたの会社は大丈夫…?ブラック企業の傾向を見極める
 
 その他、ブラック企業勤務を自覚する会社員たちからは、以下のような証言も――。

 「トイレの清掃が行き届かなくなるなど、メンテナンス面のコストが限界まで削られている」
 「タイムカードを含め、誰の目にもわかり易い“勤怠管理システム”が廃止された」(つまり隠された)
 「退職したスタッフに、離職票などの必要書類をなかなか用意しない」(実は社会保険に加入していなかったケースも)。
 「インターネット上の匿名掲示板に、明らかに“内部告発”と思われる書き込みが多い」

 また、盲点となりそうなのは、就労環境がブラックであっても、「経営陣もブラック」とは必ずしも言えないことだ。

 「うちの会社は、全国に100軒以上の店舗を抱えていて、それぞれの現場は店長の仕切りに委ねられているのが実状です。そのため、社則では規定の残業手当を支払うことになっているにもかかわらず、自店の業績を上げる目的で、全スタッフに定時にタイムカードを押させていた店長が数名見つかったことがありました。このとき、当該店長は解雇され、担当エリアのマネジャーは降格という、非常に厳しい処分が下されています」(大手美容業の人事部員)

 このケースの場合、本社の経営側はホワイト企業、つまり「文字通りの白」であったゆえに、迅速な待遇改善が遂行されたと言える。経営陣に正義があると思えるなら、むしろ泣き寝入りは得策ではない。企業の「ブラック化」は、不況による苦肉の策なのか? それとも悪意ある締め付けなのか? 自分の就労環境に違和感を持ったら、然るべき相談先を検討するべきだろう。

 不況は底を打ったとも言われるが、消費はいまだ回復しておらず、台所事情が厳しい企業はまだまだ多い。生き残りを図るビジネスパーソンは、ブラック企業を見分ける“選別眼”をさらに養っていくべきだろう。

 このブログでは再三、「社員を大事にしない会社は、そのサービスを受ける人々も幸せに出来ない」という事を言っているのですが。

 この間、2/27は次男が三歳の誕生日だったので、
嫁「誕生日記念だし、パパの給料日だったし。今日はお寿司に行こうよ〜」
長男「わーい、おすし、おすし〜(うちの子供らは肉より魚が好き)」
次男「おしゅしに〜いくう〜だってばぁ!(三歳にして結構しゃべれはしますが、まだ赤ちゃん言葉抜けてません)」
嫁「何処に行くの?まどか?」
おいら「・・・従業員を大事にしない店の飯なんか食えねぇ(そう、ブログでの予告どおりです)。まどかじゃなくて、もっと近くにめっけもんがあるから、そっちで良いじゃん」
嫁「え〜、屋根無いから雨で濡れるよぉ〜」
おいら「雨は車を店の近くに止めさえすればいいんだから」
・・・ということでめっけもん皇徳寺店。季節柄鰯とかカツオとかが旨かった。つーか毎回何故涙巻きを頼みたがる、おいらwww。

 今の会社、というのは不況もあるがゆえに、「労働法に抵触しかねない劣悪な労働条件で働かされる、賃金や福利厚生のレベルにとても見合わない精神的、身体的苦痛を日常的に被る」という事になるんだろうけど、従事者を適当に扱う会社がこれから先ものうのうと生き残れる時代では無い、というのはtwitterや2chでこういった情報が(嘘も含まれている、と言う目で見る必要はあるが)どんどん出ている事からも解かる事。現に、このブログでもいくつかの会社のブラックさ加減を取り上げていますしね。

 ただ、これは介護従事者にとっては、対岸の火事、と言うことではないと思います。ブラック企業にも負けず劣らずの施設や事業所も結構あると聞いているし、自分も体験しています。例を挙げれば、「自分の趣味に没頭する時間や、趣味や家族の為に有給取る事禁止」とか、「親の死に目にあえなくても上司より先に帰ってはいけない」とか、「貴方はこの業界から出て行け」とか(最後はちょっと違うけどな)。これらは今の職場では無いところの話。今の職場ではどうかって?事務長、ネタ提供サンクスです、って話がありましたわ。つい一昨日の話をしましょうか。

 うちの入所者で、普段から訴えの多い方がいらっしゃいます。Tさん、という事にしておきましょうか。このTさんが、朝から普段よりも訴えが激しい。「歯が痛い。家に電話したいの・・・」と言った、と言うより叫びまくっていたので、看護師とも相談し、事務室前にある公衆電話まで誘導し、家族に電話して頂くことにしました。そしたら事務長がその電話をどうしても妨害しよう、と画策している様子。「Tさんの連絡先の資料は無い(あるのは熟知している)」とか「両替は出来ません(小銭を朝整理したのは見ている)」とか、果てはカルテで電話番号を調べてダイアルしたら、「そんな資料を持ってくるとどうのこうの」とか・・・。ま、とにかくかけさせたくないようだったんですよね。そんな事は無視して、結局連絡させたけど。で、その連絡後に家族から再連絡があり、歯科受診決定。それに対して事務長が又文句言うわけですよ。

 その内容は「Tさんは家族への依存度が高いから、出来るだけ電話で家族と連絡を取らせたくない(正当な本人の意志、に反する支援はある意味虐待です)」「電話するときは元気だったじゃないか(ハーロー効果の効く方なので、偉い人の前ではしゃん、とする人です)」「家族もTさんの近所の皆さんも、入所したからほっとしているところだ。家族もあまり関わりたくないようだし(そういう面もあるのは認めるが、それが電話をかけてはいけない、と言う明確な理由にならない)」「又そういう依存度が高くなる可能性があるから、電話するのは好ましくない(本人も前夜から「受診したい」という思いがかなわないことに大声で叫ぶなど、ぎりぎりの選択だった)」「そもそも、あの歯痛も本人の仮病だろうから(それは受診しないとわかんないだろうが)」という、福祉的な目で見れば噴飯ものな内容。

 結局、「お前の取った行動は間違っている、事務長である俺の判断が正しい」という事なんでしょうが、最後に「今回の件は、自分にとってもTさんにとってもぎりぎりの選択だった。そちらがどう思っているかは理解出来ないわけじゃないけど、この判断は自分自身間違っているとは思っていません」とはっきり言いました。それすら聞く態度じゃなかったけどね、事務長は。

 で、歯医者から帰ってきて、Tさんの状況を聞くと、抜けかけた歯から細菌が入り、頭痛や歯の痛みがあった、とのこと。抜歯と抗生剤の処方があった様子。結局、こちらの判断が正しかった、という(この時点でも事務長はこの件の間違いを認めてもいないし、話もしていませんけどね)。そもそも入居者に対してこのような判断をすることや、思い通りに指示しようとする事務方の体質は常に変えて行きたい、と思っているし、現に変わったこともあるからね。まだまだ事務長の屁理屈に負けたくはないって。

 これは一例なんだけど、このように、「幹部が傲慢」とか、「上司が現場を分かってくれない」とかいう福祉施設は、鹿児島のみならず、全国でも普通のことでは無いでしょうか?しかも、現場を知らないのにいう事はいっちょ前、みたいな。これ以外にも色々な傲慢さ加減は聞いていますし、昨夜のtwitter上でも福祉関係者のつぶやきで話題になったことでもあります。この状況をまず変えないことには、福祉=ブラック企業並み、と言う世間一般の認識(そうでないと、福祉に従事したがらない仕事のない方々がいる説明がつかない)もそうだし、従事者の幸せすら守れない。それは利用者や入所者の幸せも守れない、と言うことに繋がります。

 うちの職員はこのブログを明らかに見ていないので書き放題ですwww。ネタにされたくなけりゃ、twitterなり2chなり介護福祉系ブログなり見て、本当はどうすれば良いのか、と言うことから考えるべきでしょうね。

 twitterの介護職とのtwitは、勉強になると共に、自分に、やるぞ、と言う勇気を与えてくれてます。本当にありがとです。その他のtwit?ま、それはそれでどぎつい下ネタやらついて行ける人のみついて行けるようなヲタ話も平然と・・・www

blogram投票ボタン


posted by y-burn at 14:32| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月01日

介護の仕事を公務員の研修として義務化すれば、現状も分かるんだろうけど

〜長妻厚生労働相が在宅介護を体験、職員から“ダメ出し”も〜

 長妻昭厚生労働相が30日、東京都内のお年寄りの自宅を訪れ、車いすの女性の介助や食事の用意といった在宅介護を体験した。介護体験は先週の特別養護老人ホームに続き2度目。

 チェック柄のシャツにジーンズ姿で登場した長妻氏は、駅前のスーパーまで車いすの女性に付き添ったほか、右半身が不自由な一人暮らしの男性宅では水色のエプロンを着け、掃除や布団干しなどを手伝った。

 長妻氏は29日の記者会見で、育児や家事に非協力的だった過去を告白したばかり。お茶を入れている間にガスこんろにかけていたおかゆが鍋から噴きこぼれたり、布団を干す際に指導役の女性職員から「もっと手際良く」と“ダメ出し”される場面もあった。

 終了後「介護の現場を知る貴重な体験だった。今後の介護保険法の改正に生かしたい」と記者団に述べた。
 先週は施設、今回は在宅経験でしたか。

 男性で家事まで出来る、と言うのはうちらの世代ならともかく、50代以降はなかなかいないんじゃないかな?そんな中に飛び込んでいった長妻大臣ですが、ま、手際の悪さ指摘されて当然と言えば当然でしょうね。まだよかったじゃん、政治家としての中身とか手際を指摘されなくて。

 前回のコメントで話しているから今回はあまり言わないけれど、本当に大変な仕事という事を理解できたのかどうか。一昨年の「介護士年収1000万当たり前」的な民主党のスローガン、本当にかなうのかどうか、見ものですけどね。

 長妻さん、いっそのこと、厚労省の全役人、介護体験させたらどうっすか?ただし、前回や今回の大臣のように守られた形じゃなくて、介護の現場のどろどろした所も全部見せる形で。そしたら、報酬改正も真剣に取り組むんじゃないのかな?役人どもは。あと、地方の役人の監査担当は施設で無報酬強制労働一ヶ月とかな。実際の苦労が分からん人間が評価すべき事ではないって、介護は。

 ただのパフォーマンス、で済まさず、本当にこの経験を活かすような方向でお願いします。いや、まじで。

blogram投票ボタン


posted by y-burn at 14:12| 鹿児島 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

食は生命の基本なり

〜[支えたい 介護の現場から]「安全な食事」奮闘記〜

 高齢になっても、食の楽しみは失いたくない。しかし、体の機能が衰えたお年寄りにとって食事は、のどを詰まらせたり、気管に異物が入ったりという危険を伴うものでもある。

 食事をいつまでも楽しく、安全に、そしておいしく……そんな思いで高齢者向けの食の開発やケアに取り組む職員の姿を追った。

 運ばれてきた皿の中には、色鮮やかなニンジン、カボチャ、フキ、タケノコ、コンニャク……煮物のいい香りが漂う。しかし、ひとたび口にいれると驚かされる。その食材のどれもが、軟らかいゼリーでできている。

 神奈川県小田原市の高齢者総合福祉施設「潤生園」では、食べる機能が衰えたお年寄りにも食を楽しんでもらおうと、独自の「介護食」の開発に取り組んできた。理事長の時田純さんは、「介護に携わるものにとって、最大のテーマは死を看取(みと)ること。そのプロセスを支えるのに、非常に大きな役割を果たすのが『食』なのです」と語る。

 食べ物をのみ込む「嚥下(えんげ)機能」が衰えたお年寄りは、気管に食べ物を詰まらせたり、肺炎になったりする危険性がある。そのため、安全を期して鼻などからチューブを通して栄養を補給する経管栄養に移行させがちだ。

 しかし、口からの食事をあきらめれば、食べる機能はますます衰える。そこで同園のスタッフが試行錯誤の末にたどり着いたのが、唾液(だえき)に近い粘着性を持つゼリー状の介護食だった。これだと軟らかく、粘り気があってまとまりがいいため、スムーズに食道に落ちていきやすい。ニンジンゼリーはニンジン、タケノコゼリーはタケノコを裏ごしして作るので、素材の味と香りも伝わり、食欲もわく。ゼラチンで固める型は独自に作ったものだ。

 「色や質感も実物に近くなるよう、出来る限りの工夫をしています」と調理主任の中村忠和さんは言う。

 同園では、所属各施設、在宅のお年寄りへの配食サービスを合わせ、1日約800食を提供している。新鮮なものを出すために作り置きはしない。食事のタイプは、「ご飯・常食」の組み合わせから、「ミキサーかゆ・介護食」まで11種類。個々のお年寄りの食に関する話し合いが頻繁に開かれ、体調や好みにも対応する。膨大な手間がかかるうえ、費用は介護報酬で賄うだけに苦労も多いが、そこは栄養士23人、調理師20人の腕の見せ所だ。

◎  ◎
 「ポ・リ・バ・ケ・ツー」。お年寄りの大きな声が響く。口腔(こうくう)の筋肉を鍛える運動だ。大分県日出町のデイサービス「ぷらすわん」の一日は、こうした食事のための準備体操で始まる。

 呼吸を整える運動、肩や首の緊張をほぐす運動、唾液の分泌を促す運動などを念入りに行っていく。お年寄りが安全に食事をするためには、背筋を伸ばし頭をやや前傾させる姿勢が望ましいため、それを支える足の筋肉も鍛え、腕が動く範囲を広げる運動もする。

 昼食は1時間かけてゆっくりとる。「とにかく早く食べさせようと、大きなスプーンでのどに流し込む施設もあるが、気管に入る危険性があるし、何より自尊心を傷つける。時間がかかっても自分の力で食べてもらい、できない部分を介助しています」。デイサービスを運営するNPO法人「摂食コミュニケーション・ネットワーク」理事長、中島知夏子さんはそう語る。

 職員は、のみ込みを確認しながら、お年寄りの食べるペースと目線の高さに合わせた介助を心がける。こうした食事ケアを実践するため、極力、手厚い人員体制をとっている。「お年寄りは、スプーンの入れ方が悪くて食べにくい時でも『もう食べられない』と言って断ったりします。よく観察して、本当の気持ちを知るように努めたい」と中島さんは話している。

「チューブ」基準あいまい
 かむ力やのみ込む機能が衰えた人への食事の工夫が進む一方で、必ずしも、個々のお年寄りの状態に合わせた適切な食事が提供されていない実態もある。

 東京医科歯科大教授の植松宏さん(高齢者歯科学)らは、摂食・嚥下障害がある高齢者265人を、「経管調整(チューブによる栄養補給)不要」から「経管のみ」までの5段階に分けて調べた。

 その結果、37人が、今よりも口で食べる割合を多くするのが適切と判定された。これらの人たちは、もっと自分の力で食事をすることが可能だったことになる。経管の割合が経口より高かったのに、本当は経管栄養が全く不要だった人もいた。

 逆に、今の食べ方は不適切で、経管栄養の割合をより高くした方が安全だと判断された人も40人いた。

 適切な食事形態を選ぶことは、安全面でも、生活の質を保障する面でも大切だ。植松さんは「その判断基準は、現時点ではまだ確立していない。安全で楽しい食事を提供するためには、個々のお年寄りの状態を介助時によく観察することが大切です」と指摘している。
実際問題として、レクリエーションや各種行事はあるものの、施設内での一日の一番の楽しみは食事、と言う高齢者施設も多いので、施設従事者は「食」の知識や工夫をないがしろにする事は出来ない、と個人的には考えています。もっとも、ただの食いしんぼなだけ、と言う話もありますが。

 今はだいぶ何処の施設も改善されていると思いますが、おいらがこの業界に入ったときの食事はねぇ・・・施設研修の際に見てはいるのだけど、病院食と何処が違うのかわからない、で、職員は早く食べさせることのみがいいことだ、的な食事介助ならぬ餌やりに近い状況で介助していました。おかしいと思いつつも、その時はこういう背景はなかなかわかんなかったから、やっていましたが、今でやっとまともな食が提供できるよう落ち着いた、という事でしょうか。この更に先、が欲しいかな、とも思いますが。良くグループホームなどでは食と行事を組み合わせた、例えば餅つきとか蕎麦うちとかやっていますが、今事務方に「うちでもできないか?」と交渉中なんですよね。「難しい、出来ないかも」と言う返答でしたが、それはやってみなきゃわかんないから。なんだったら、地鶏でのだしとりまでやります(ただし、生きているところから)、といってるんだけどな。

 ゼリー食が出てしばらくたちますが、施設での評判は結構良いみたいですね。うちの施設では導入が難しい、という事でまだ従来の刻み食で介助していますが、食事自体の味は県内でも相当レベルが高い、と言われているだけに、導入の検討は必要でしょう。

 となると、どうしても嚥下体操等の食のリハビリは欠かせなくなります。言語聴覚士が施設内や法人内にいる様な所なら問題はありませんが、いない所はなかなか・・・。自分自身もオリジナルの嚥下体操をやることありますけど、結構乗ってくれてます、利用者の皆さまは。内容は、首の運動→肩の運動→手の運動→口の運動、具体的には開けたり閉じたり舌を出したり咳払いをしたり→発語訓練、おいらは「十二支」とか、「イロハニホヘト・・・」とか、「パップラドンカルメ」とか、「マクラーレンメルセデス」、「スクーデリアトロロッソ」とかを言わせたり、掛算九九を言わせたり・・・。これが正しいのかどうかは不明ですけどね。どうでしょうか?JUNKO姉さん?

 経管栄養食の利用者はうちの施設でも何名かいますが、本来、医師や言語聴覚士との細かいアセスメントが必要では無いか、と思います。それがなされている施設、どのくらいあるんでしょうか?噂では、鹿児島郡部の大きな病院は嚥下困難が起こったら有無を言わさず鼻腔栄養や胃ろうに切り替えて、そのまま口腔リハビリをせずに放っておき、介護度を上げているらしいのですがね(そこの食事も見たことありますが、まんま病院食でした)。

 介護施設はもっと食に注目し、研鑽し、レベルの高い食事を提供できるようにしていく。とりあえず今は介護保険という競争社会の中にあるのだから、「食」で施設をアピールするという経営戦略も考えて行かなくてはなりません。これは幹部や事務方が考えることではなく、直接従事者が考えることです。

 利用者が「美味しい」と言ってくれるのは、実際、こちらも仕事のモチベーションも沸いてくる言葉だからね。

blogram投票ボタン


 
posted by y-burn at 10:40| 鹿児島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。