2012年02月10日

所得だけの問題ではないと思います。

〜喫煙率・野菜不足…所得低いほど生活習慣に問題〜

 世帯の所得が低い人ほど生活習慣に課題がある傾向が認められることが31日、厚生労働省が発表した2010年の国民健康・栄養調査でわかった。

 仕事に追われてあわただしく、健康管理が難しくなっている可能性があるという。所得と生活習慣を結びつけた国の調査は初めて。また、喫煙率が調査開始以来初めて、2割を割り込んだ。

 調査は10年11月に実施され、3189世帯を年間所得が比較的高い「600万円以上」(構成比21%)と、中間的な「200万円以上600万円未満」(同56%)、低めの「200万円未満」(同23%)に3区分し、体形や食生活、運動習慣など7項目について男女別で集計した。

 このうち喫煙率は、高所得層では男性が27・0%、女性は6・4%だったが、中所得層では男性33・6%、女性8・8%、低所得層は男性37・3%、女性11・7%と、所得が低いほど高かった。1日当たりの野菜の平均摂取量も、高所得層の男性が293グラム、女性は305グラムだったのに対し、中所得層は男性276グラム、女性278グラム、低所得層では男性256グラム、女性270グラムにとどまっていた。(読売新聞より)
 これは実は簡単に解答できる話です。

 要は「低所得者には生活習慣を変えるだけの金銭や環境、心理的余裕が無い」ということ。

 経済的に言うと、同じ量なら肉を初めとする蛋白質の食品よりより野菜が高い、という事も結構有る話ですし、お惣菜を買ったりファミレスで食事をした方が同じ料理でも手作りより安かった、と言う話もある。

 ただこの調査が少しおかしいな、と感じるのは農村などはアンケートに含まれたんだろうか?と。身近に有る野良に近い野菜を引っこ抜いてきてそのまま料理しました、だけで生活している方も結構いるんですが、そう言う方はおおむね健康だったりしますけどねぇ。

 うちもその辺に生えていた大根抜いてきて根っこを出汁で煮て、煮えたら刻んだ葉っぱを入れて火を止めて味噌を入れる、だけで味噌汁作ったりしますが、これ三食食べるだけでおそらく高所得者の野菜摂取量余裕で超えるんじゃないかな?

 運動習慣なんて物は都会ならジムに行ったりウォーキングとかで習慣づけるものなんだろうが、そんなもん生活に余裕がないと出来る物じゃないわけ(中小企業で給料が安い、毎日午前様の人間が寝ないままジムに行く、とかどう考えても不可能)で、其処でどうしても健康に注意する事は二の次三の次になってしまうんだろうな、と思う。

 これをもっと大きな目で見ると、所得の少ない高齢者の生活は果たしてどうなっているのか、と考えると少し怖くもなります。

 現に昔在宅を見ていた頃あったんだけど、市からの弁当が無い日は差し入れも無く全く何も食べないで過ごす高齢者とか、毎日ご飯と味噌汁だけの差し入れで数年間暮らしてきた独居で盲目の高齢者とかいましたからね...。もちろんこちらがアプローチして環境は良くはしましたが、独居高齢者が増えるとそういった問題もどんどん出てくるかもしれない。大人に食育とはおこがましいのかもしれないけれど、ある程度の知識がないと健康で長生きはできそうに無いですね。ケアマネやヘルパーも、利用者のために食については深く学習すべきだと思います。

 金や名声だけで長生きできるものではないし、「俺は健康だ」と自慢している人間がころっと死んだり、病気がちで寝たきりなのに長生きだったり...人というものは正直分かりません。ただ、健康な食生活は元気で長生きする確率が上がりますよ、ということ。

 あ、でも仮に貧しくても工夫さえすれば長生きできると思うよ。ただネットに常時繋いで人の悪口ばかり書く輩は別な意味で長生きせんと思うけどな。

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posted by y-burn at 11:13| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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