2011年10月31日

SNSは、自分を更に高みに、というのであれば積極的に使うべきだと思う。

〜織田信長がソーシャル・ネットワークを手にしたら〜

 儲けられるかどうか、でソーシャル・ネットワークを判断すると、大抵は失敗します。なぜなら、「使えるか、使えないか」と考えている時点で、すでに真価を見誤っているからです。

 織田信長は、真っ先に鉄砲の真価に気がついた戦国大名だと言われています。他の戦国大名が、「命中率は悪いし、撃つのに時間が掛かるし」と持て余しているうちに、大枚をはたいて3000挺の鉄砲隊を組織しました。「命中率が悪い」リスクには、《大部隊での一斉射撃》という戦術を、「撃つのに時間が掛かる」リスクには、3部隊が入れ替わりに撃つ《3段撃ち》という戦術で対応します。長篠の戦いで、ついに戦国最強と言われた武田の騎馬隊を打ち破る戦果を得るのは、ご存じの通りです(学説としては色々と異論が強いようですが、喩え話なので、大目に見てください。以下も歴史の記述については同様)。

 織田信長の成功は、「自分たちのやり方」に固執しなかった英断に要因があります。

 武田家は、騎馬隊による集団突撃に、絶対の自信を持っていました。武田家が怒濤の勢いで勢力を拡大しているあいだ、ずっと「騎馬隊による集団突撃」で絶大な戦果を上げてきたのですから、当然です。カリスマ君主であった信玄を失い、家運が傾いてきても、他のやり方を考えなかったのは、結果的には失敗でしたが、判断ミスを責めるのも酷なように思います。

 ともあれ武田家にとっては、「騎馬隊による集団突撃」は、アイデンティティでした。これを変えるなど、思いもよりません。だから鉄砲を前にしたとき、武田家の戦術にどう活かせるか? だけを考えたはずです。「使えるか、使えないか」と考え、結果、使えないという判断を下しました。

 しかし織田信長は違いました。信長は恐らく、次世代の兵器である鉄砲を前にして、こう考えたはずです。

 「鉄砲には、刀や槍とは比較にならない破壊力がある。どうにか活かせないものか?」
 信長にとって、思考の柱となったのは、「自分たちのやり方」ではなく、「鉄砲」のほうでした。新兵器の類い希なる《長所》を活かす方法だけを考え、そのためには、「自分たちのやり方」すら変えたのです。武田家ほどではなかったかもしれませんが、織田信長にだって「自分たちのやり方」はあったはずです。口で言うほど簡単ではありません。これは、まさに英断です。

〜織田信長がソーシャル・ネットワークを手にしたら〜

 さて、ソーシャル・ネットワークは、戦国時代に登場した鉄砲のごとき、驚異の新兵器です。織田信長がソーシャル・ネットワークを手にしたら、どうでしょう? きっと、その可能性に瞠目して、「どうやって活用しようか?」と興奮するはずです。

 君主として、まず目を付けるのは、人事面でしょうか。SNSでの発言を見ていれば、家臣の能力や資質など簡単に知れます。使えない重役はさっさとクビにして、雑兵だろうが農民だろうが、有能な人間を抜擢するでしょう。仕事への愚痴や不満をぶちまける(実名SNSの意味を分かっていない)愚か者は、容赦なく斬首です。他家からのヘッドハンティングや、浪人の登用も、積極的に行うに違いありません。

次に、透明性や伝播力に着目するかもしれません。論功行賞や懲罰は、SNS上でも発信するでしょう。成功の具体例をシェアし、家臣の成長をうながします。困ったことが起きれば「誰か、いい案ないか?」と呼び掛け、真っ先に秀吉が「任せてください。ただ、職人がいないんです」と名乗り出るでしょう。すると同盟関係にある徳川家の何某が「ああ、それなら、腕のいい知り合いがいますよ」と応じます。

 さらに、効率化。広報はメールを使用し、軍議はオンライン化するでしょう(奇襲作戦はTwitterで指示するかもしれません)。部隊事にSNSでグループを作成するよう指示し、連携を高めさせます。

 恐らく最終的には、農民との関係性に変革をもたらすに違いありません。ソーシャル・ネットワークが普及すれば、農民にですら発信力を持つ者が現れます。「年貢を納めろ」→「はい、わかりました」という一方的な圧政では、うまく行かなくなります。信長は、織田家のブランディングに力を入れるでしょう。

 「足利家のような伝統はないし、上杉家のような強力な軍隊もない。だが織田家は、誰にでも等しくチャンスが訪れる国を創る。年貢を沢山納めれば優遇するし、合理的でない慣習は即座に廃止する。能力のある者には権限を与え、人々の暮らしを良く変革した者は表彰する。Twitterで@odanobunaga宛てに呟いてくれれば、すぐに私に伝わる。どんどんやりなさい」と。

 「こうやる」と決めたら、信長は徹底するはずです。ビジョンを提示し、一貫性のある発言・行動を示す信長に、農民たちはどんどん織田家のファンになっていきます。あるときを境に、ファン層は爆発的に拡大し、織田家の国力は急激に高まります。

〜ソーシャル・ネットワークの収益構造など、どうでもいいような問題〜

 ソーシャル・ネットワークを前にすると、すぐに収益構造がどうのこうの、と話が向かう風潮に、私は強烈な違和感を覚えます。利益に直結しなければ、大半の企業は食指を動かさない現実があるわけで、仕方がない部分はあるでしょう。しかし、ソーシャル・ネットワークをお金を稼ぐ手段と捉えているうちは、決して真価に気づくことはありません。どうすれば儲けられるのか、というのは、言ってみれば枝葉の問題です。揺るぎない幹が存在しないのに、枝をどう伸ばすかを議論するのは、全くナンセンスです。

 インターネットの恩恵は、いたってシンプルです。相手との距離を無視して、誰とでもやり取りできる。個人でも発信力が持てる。ほとんど無尽蔵に記録でき、いつでも参照できる。そこに人と人の関係性が持ち込まれたのが、ソーシャル・ネットワークです。一言で恩恵を言い表すとすれば、物理的な制約を取っ払ったということ。今まで、顔を突き合わせていなければできなかったことが、いや、顔を突き合わせていてもできなかったことが、インターネット上でできるようになりました。ほとんど無限大といってもいいくらいに、世界は広がったのです。

 まず、世界が変わったのだと認識しなければなりません。その上で、明確なビジョンが必要です。ソーシャル・ネットワークがもたらした(あるいは、これからもたらされる)新しい世界で、自分の会社をどういう姿にしたいのか。人々にどんな利益を提供したいのか。誰もが自然と「そりゃ、いいじゃないか!」と言ってくれる利便性を生み出せれば、収益は自然とついてきます。

 逆に、ビジョンを示せなければ……鉄砲を持て余した武田家と同様、後進に追い越され、消えゆくほかはありませんよね。
 介護の世界でもここ1、2年でいろんな人々との距離が狭まっていく姿を目の当たりにしています。それこそNET、と言う世界を介してです。

 以前もんじゅの時にも話しましたが、これまでの介護従事者は事業所毎の存在であり、確かに研修とかでの出合いはあるにせよ、それから前に進むという事はなかなか無かったわけです。

 それがいまやどうか?

 鹿児島だけじゃない、全国の介護従事者とのつながりができ(笑福会やもんじゅ、日本うひゃぁ党など)、お互いの情報を共有する事が出来るようになっている。

 介護と言う職種自体が法律でがんじがらめになっている現在、逆に自由に従事者の交流が出来る様になった、しかも立場すら超え、立場が逆でも知りたい事を気軽に聞きあえる。情報の共有化ができ、それで更に自分のレベルアップに繋がる、という事であるならばSNSはどんどん活用すべきであると思います。鉄砲どころじゃない、戦国時代にM-16で攻撃する、ぐらい破壊力があるから。

 でも、鹿児島県の介護事業と言う業種に於いては...

 それこそこういったことについては、鹿児島三大法人やそのお偉いさん方は真っ先に飛びつかなきゃいかんと思うんですよね。でも全く動きは無い。最もそういう偉い人の所にはしっかり情報が舞い込むようになっているから必要ないのだろうけど、それでもなぁ...。うちなんか鹿児島県で一番行政に嫌われている介護事業所だぜ。そこの職員がこれだけやっているのにねぇ。それともそういったSNSに参加しないように、とでもお達しが出ているのかな?

 あとお偉いさんが勘違いしているのは、「高齢者はネットを使わないからネット対策は何も必要ない」という言葉。これは某所で本当に聞いた事のある話なんですが。

 え〜と、認知症のある高齢者は確かにインターネットは使えないよね。でもその家族は如何なの?PRすべきは本人だけじゃない。家族もその一つだし、気軽に他者と交流できる、と言う意味ではWebサイトだけでなく、SNSにもどんどん打って出るべし。ただ、個人情報保護法はしっかり頭に入れてね、と言う前提は有りますけどね。でないと、ここでいわれている偉いだけであとは何にもない武田の騎馬隊になってしまう。

 金儲け云々はねぇ...SNSでの人脈作りと情報共有が優先で、お金は後から付いてくるもの、じゃ無いんでしょうか?SNS=金儲け、と簡単にイコールで結びつけるのは、「この片マヒの利用者が歩行リハビリを経て最終的にはオリンピック陸上100mで金メダルを取る」と言うようなリハビリ計画ぐらい無謀だ、と思うんですよね。こういうSNSは楽しんで使って、お互い「いいね」とかRTで情報や感情を共有して...が最初だと思うんですよね。いや、Facebookの各種セミナーを否定している訳では無いんですが。

 ここで改めて。

 毎日Facebookやtwitterで挨拶をしたり、おいらのアホな書き込みにリアクションを取ってくれたりする皆様には感謝します。ネットだけではなくリアルで出会えたこと方もいらっしゃいますしね。そして、これから先も宜しくお願いしますね。

 あ、実はそんな中に、SNSを騎馬隊以前の竹やり程度にしか使えない人(悪口しかかけなかったり、他人をひっかけていつまでも粘着したり...)もいるんだけど、それは又別問題だし、数年後あいつら全員自己嫌悪に陥ってしまうか、公の場で裁かれているかなので。
 ただ、そういう輩はSNSの使い方自体を間違ってます。他人に共有されもしない、楽しくも笑えもしない情報を流すのに何の意味があるのか...そんな人もいるんですよね。

 大いなるネット資産の無駄遣いはやめたほうがいいんじゃない?福岡の専門学校の先生に福井のレイシストに江戸川の公務員に八戸のSEに阿久根出身の人事部長さんたち?少しは前向きになれるようなつぶやきでもすればいいんだけどね...。

blogram投票ボタン



posted by y-burn at 06:40| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | PC関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/232890828

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。