2011年05月20日

実例が近くに何人もいますので、良くわかります。

〜楽器を演奏していると老化が遅くなることが明らかに〜

楽器の演奏は老化を食い止める効果があるということが、ある最新の研究結果によって明らかになりました。

特に9歳以前から楽器のレッスンを続けていた人と、生涯にわたって長く同じ楽器を演奏し続けていた人にその傾向が強かったようです。

研究者によると、45〜65歳で楽器を演奏している人たちは、同年代のそうでない人たちよりも記憶力と、雑音の中でスピーチを聞き分ける能力が高かったということです。これ以前に行われた学生を対象にした実験では、音楽の指導を受けた生徒は勉強がよくできる傾向があったという結果がでていたとのことで、音楽がよい影響を与えるのは若者だけではなかったということが証明されたようです。

特に雑音下でスピーチを聞き分ける能力は、同じくらいの年格好の人でも著しく個人差が出るとのこと。その理由として、高齢になると社会的に孤立してしまいがちであることや、気分の落ち込みが関連しているのではないかとも言われています。

その理由をさらに詳しく突き止めるため、アメリカ・イリノイ州にあるノースウエスタン大学の聴覚神経科学研究所は、音楽を趣味とする18人のグループと、そうでないグループ19人を対象に比較実験を行いました。被験者の年代は45〜65歳でした。

すると、楽器を9歳より以前に始めた人や、1つの楽器を生涯を通じて演奏し続けている人は、楽器に触れていない人よりもずっと優れた聴覚・視覚能力を発揮したそうです。

この研究の共同執筆者であるNina Krausさんは「幅広い音域から意味のある音を選び取って奏でる経験は、聴覚を増強します」とコメントしており、楽器の演奏によって聴力が鍛えられることを明かしています。

しかし聴力が鍛えられるといっても、音楽を趣味にすることで音がよく聞こえるようになるというわけではなく、楽器で正しくメロディーを演奏しようとすることで、聴覚の神経系が微調整されるという方が適切なようです。

「音色というのは楽器を演奏する人にとってみれば、いわば画家が扱う絵の具のようなもの。曲を演奏するために正しい音を扱うことで、聴覚や記憶が鋭くなるのだと仮定できます。音楽をたしなむことで、加齢によって起こる、コミュニケーションに必要な能力の低下を食い止めることができるのです」とKrausさんは解説しています。
 まさしく。実例が何人も自分の身の回りに居ますもん。

 うちの音楽療法の先生である財津先生(前にこの先生の論文をこのブログでも紹介していますが)は御年83歳。音楽療法では鍵盤楽器演奏がメインでは有りますが、実はチューバやサックスなどの管楽器や、ギターやバイオリンなどの弦楽器も一通りこなせる凄い方です。前KTSでの放送や古瀬先生のブログで姿を見ている方がいると思いますが、まだまだ青年。下手するとうちの職員のほうが年取っているかもしれないぐらいです。実際初対面から15年以上経っているのに全く年を取った、と感じません。

 うちの母親もそれに近いもんが有りまして。そもそも音楽教師だったため、ピアノ専門ですがかなり弾ける方です。今でも暇があれば自宅のピアノの前に座り「ボケ防止なの」といいつつエリーゼの為に、とか弾いてますね(ただ、「あんたの嫁さんにはかなわない」と言ってますが)。もうすぐ70で股関節オペしてますが元気ですよ。

 自分もここ数年ギターを練習したりベースを練習したりしているので良くわかりますが、楽器演奏ってそう簡単なものでは無い(コツつかめばどうかわからんが)。むしろ演奏より楽器を作ったり改造したりする方がよっぽど簡単...でもないか。そこで正しい音階を見つけ、演奏するというのは脳にとって良い意味での負担を掛けるのでは無いのかな、と思います。

 ただ、勘違いしてほしく無いのは「じゃ、認知症高齢者に器楽演奏をやってもらえば認知症の予防になるのでは?」と短絡的思考。70〜90歳の高齢者の場合、財津先生やうちの母親のような特別な例を除けば、小さい頃から器楽合奏をしてました、と言う例はそう多くないはずです。もし対象となる高齢者が器楽演奏を過去にしていた、というのであればともかく、そうでないケースに楽器を持たせ、「演奏しましょうね〜」...これ、少なくとも自分達が小学校時代に器楽演奏に対してストレスを感じていた覚えがあったり、音楽の時間が楽しくなかったり、というような場合は絶対にやるべきじゃ有りません。自分達が小さい頃嫌いだったことを今利用者に押し付けるのは療法でもレクリエーションでも何でもありません。ただのレクという皮を被った自己満足、もしくは施設におけるルーティンワークです(言い過ぎ?でもそう思うんだよね、おいらは)。これを薦める従事者は、上手く演奏できないことで利用者のプライドが傷つけられ、参加に消極的になりえる、下手すれば生活意欲も低下させる危険性があるという可能性があるのでは、と言う考えは無いのでしょうかね?むしろそれは認知症を推し進める結果に繋がります。

 逆に、今の介護従事者は嫌いじゃない限り楽器演奏の練習はすべきでは無いかな、と思います。レクの幅が広がる事もあるし、将来的にアンチエイジングになるならねぇ。笑福会にも軽音楽部あるぐらいだから、若々しく介護に従事できるのはいいことだと思いますよ。

 ちなみに施設の夏祭りでジミヘンの「Purple Haze」を弾こうか...と画策している不良中年初心者ギタリストがここにいますがwww。練習中です。

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posted by y-burn at 11:15| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まともな科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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