2011年02月20日

「介護支援専門員の資質向上を図るための人材育成と確保」

 最初に言いますと。

 自分自身すべての分科会に参加したわけではなく、資料として貰った文章を読んでコメントしております。実際参加したのはミニシンポジウムです。

 さて、第一分科会。テーマは
「介護支援専門員の資質向上を図るための人材育成と確保」について。

第1分科会.pdf

 まずテーマ1。種子島のケアマネの資質向上のための取り組み。
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県庁所在地でなかったりする所謂僻地でのケアマネの資質をどう上げるか、が課題。今はネット環境が整い、情報はすぐに入る時代ではあるのだが、それより自ら学習してレベルを上げていくシステムがなかなか構築できない。でもそれは僻地に限ったことではないと思います。いくら情報が入りやすく、また研修が行われている地域に住んでいても、学ぶ意識が無ければ無駄。そのモチベーションを上げる意味でもこういった地域でのケアマネの学習会は重要だと思います。学ぼうという意識、またそれを自らの血肉にしようという意識がないと成長できない。これはケアマネだけの話ではないんですけどね。

 テーマ2。大阪の柏原市のケアマネ協会の話。
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実際、鹿児島でもケアマネ協会はあるけれど、これに市内のケアマネが全員参加していると言う訳ではない。また横の繋がり(施設同士、事業者同士)を構築しようとしても、なかなかうまく行っていないのが現状です。ケアマネ同士の交流をもっと図ることは良いことではないかな?今回鹿児島も笑福会結成記念交流会(いや、そこまで仰々しい物ではないが)をやったので、是非鹿児島でも盛り上げていきたいかな、と思ってます。個人だけの成長では限りがあります。集まって話をする、これだけでも良いんじゃないのかな?そう言う意味でもこの柏原市の取り組みは評価できるものですね。

 テーマ3。ケアマネ自身の人生史でケアマネ作成に取り組む、と言うもの。
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前twitterでも呟いたことがあるのだけど、今そこにある現実だけでその現象を評価する、と言う行動は少なくともケアマネはしてはいけない、と思いますね(どっかの天才ぶった馬鹿どもはそれを平気でやってますが)。時間と空間が存在し、その中をすべての人間は生きている。その一部を切り取って評価してさあどうだ、と言うのはある職業の方々は通用するんだろうが、うちらはそうはいかない。今そこにあることだけではなく、それまでの人生史やこだわり、またこれからどう過ごして人生の黄昏を迎えたいか・・・アセスメントとしては膨大なものになるでしょう。でもそれをやり、本当に利用者本位でマネージメントして行くにはそう言う情報(インフォメーション)を入手すべき。それをケアマネが翻訳し、情報(インテリジェンス)として他業種と連携して生活を支えなければならない。そういうことだと思いますね。この研修は時間はかかるかもしれませんが、やろうと思えばどこの施設でも出来そうですね・・・学習委員会に提案してみるか。

 テーマ4。プランニングシートの開発について。
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お仕着せのツールではなく新たに、と言う試みはそれだけでも評価すべきですね。鹿児島のケアマネ研修でもそう言うツールを使うケースもありますから。ただ問題なのは、それを忠実に今の業務に活かすには時間や手間が足りなすぎるということ。書類書いてなんぼ、と言う仕事ではないですからね。以前在宅ケアマネをやっていることから思うのですが、仕事に対して作る書類が多すぎます。それも利用者を向いていないんです。向いているのはお役所。「監査があるから書類をしっかり整備」ではないんですよね。利用者の幸せを追求するからこその書類やデータでなければならない。そう言う工夫の出来るツールを作る、と言うのであればやってみたい気はします。

 テーマ5。自主勉強会のお話。
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ケアマネ、と言う職種は実はいろんな業種との関わり合いはあっても、孤独な面も存在することは否めません。燃え尽きでバーンアウトするケースも何回も見ているだけにね。それを補佐するべき主任ケアマネでさえ、実は「主任になったけど不安な面がある・・・」と言うことに繋がるのでしょう。事例検討で力を付ける、と言うのは良い取り組みです。ただし、ただ単に群れることはどうかな、と言うのも正直思います。そこで手に入れた情報や方法論を実際活かすべきではないか、と。

 テーマ6。施設ケアマネの交流について。
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同じ法人ならともかく、他の施設ケアマネと交流する機会はなかなか無いわけでしてね。研修会などの機会もあるのだけど、その機会を他人任せにするのではなく、自主的に集まり、会を開くというのも良いことですわね。実際施設ケアマネの問題については後日ブログに載せる予定のミニシンポジウムで詳しく考察するので。

 テーマ7。ケアプラン実施票を使うお話。
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実はこれ、おいら独自に様式作って使っていた時期あるんですよ。今はどうなっているか分からないけど、同じ法人のケアマネにはやり方全部教えました。それこそこのブログがシーズン1の頃、しかもこの施設と同じグループホームでね。実はそれを拾ってきた施設があって、谷山の街の中にある特養だったりします。この方式、アセスメントがものすごくやりやすかったことを覚えています。ただ、職員によっては「え〜、めんどくさい」「記録見れば分かるのにまた記録を増やすの?」などの文句はありましたね。この方式を強制することまでは行かなくても、心あるケアマネは是非試して欲しい、とは思います。もちろん業務日誌とは別ですよ。

 テーマ8。
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連絡協議会ねぇ・・・これ本当に思うんですけど、主任ケアマネだけがそう言う研修や連絡協議会に参加できます、のような事、止めませんか?主任ケアマネ持っていても実力が足りない輩もいるし、また逆にただのケアマネでも実力は上、と言うケースもあります。現状主任と普通のケアマネの実力は曖昧なんですよね。資格取りたくても取れない現状(実務やってないとダメですから)も。次回の改正ではそのあたりも加味していただきたい。

 基本このレポートを全部読んで思うのは、心あるケアマネはすべてレベルの問題や連携の問題などに危機感を持っているということ。またそれにあがなう努力をそれなりに行って、結果を出していること。これについては本当にどんなに小さな取り組みでも評価すべきでしょう。業務に流されている環境でもそれでよし、と言うケアマネも多いことを考えればね。ただ、ケアマネだけじゃなくて、看護介護職員にもこれを完全にフィードするシステム作り・・・これは各事業所や施設でやらねばならないでしょうね。実際にその仕組みを作ったことのある人間としてはそう思います(最近はあまりにもアレなのでわざと参加しないことがありますが)。

 他の分科会でも考えさせられることは多いので、追々紹介していきます。


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posted by y-burn at 14:17| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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